日本株は安値もみ合い、銀行や電機安い-米指標や内閣改造控え様子見

午後の東京株式相場は、この日の安値圏で もみ合っている。4-6月期に大幅減益となった三井住友フィナンシャルグル ープをはじめ大手銀行株が安く、米景気の先行き不安再燃を背景に、通期業績 予想を減額したTDKなど電機株にも売りが継続している。

もっとも、この日は週末でもともと売買が手控えられる傾向があるうえ、 日本時間今晩に発表される7月の米雇用統計と米サプライマネジメント協会 (ISM)の製造業景況感指数の結果や、今夕に実施される見通しの内閣改造 による主要閣僚の顔ぶれを見極めたいとの市場心理が強く、午後は全般小動き にとどまっている。

午後1時39分時点の日経平均株価は前日比283円53銭(2.1%)安の1万 3093円28銭、TOPIXは同31.63ポイント(2.4%)安の1271.99。東証1 部の出来高は概算で14億353万株、売買代金は1兆5140億円。値下がり銘柄 数は1444、値上がりは214。業種別33指数は32業種が下げ、パルプ・紙の1 業種のみ上げている。

ちばぎんアセットマネジメントの大越秀行運用部長は、「日本の企業業績 は欧米企業と比べ健闘するとみられていたが、決算発表が進むにつれ下方修正 が目立ち、業績の先行き警戒が強まっている」と話す。同氏は内閣改造につい て、「安倍前首相の時に改造でつまずいた経緯があるだけに、期待感よりも心 配の方が大きい」とした。

相場の下落を主導している銀行株と電機株以外では、原油価格の反落を受 けて国際石油開発帝石ホールディングスや新日本石油などといった鉱業、石油 関連株の下げが目立つ。銀行の業績不振を受けて信用収縮懸念が高まり、大成 建設など建設株、三菱地所など不動産株も軟調な展開を強いられている。

半面、投資ファンドを引受先とする第三者割当増資を実施すると発表した 田崎真珠がストップ高(値幅制限の上限)。固定資産の売却などで4-6月期 の連結純利益が急増した東京特殊電線も急伸。自社株買いを発表した島精機製 作所は主力の大証1部で上昇率トップ。

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