【個別銘柄】TDK、ミネベア、川重、銀行、NEC、スズキ、日清食

1日午前の日本株市場における主な材料銘 柄の動きは以下の通り。

TDK(6762):午前終値は前日比6%安の6110円。これまで好調だっ た先進国向けの高機能機種の需要が鈍化、コンデンサー価格の下落圧力も強く、 今期(2009年3月期)の連結業績予想を引き下げた。営業利益は前期比21% 減の690億円にとどまる見通しで、前回予想から14%の減額となる。

ミネベア(6479):16%安の483円。一時17%安の479円まで下げ、52 週安値を更新。4-6月期(第1四半期)の連結営業利益は前年同期比29% 減の50億8300万円となり、今期予想(320億円)に対する達成率は16%にと どまった。ボールベアリングなど主力製品の一部の販売は好調に推移したが、 円高の影響で売り上げが減少した。ゴールドマン・サックス証券は31日、投 資判断を「買い」から「中立」に引き下げた。

川崎重工業(7012):8.9%安の256円。二輪車の販売減少や円高が響き、 売上高の3割を占める汎用機事業が低迷。同事業の悪化で08年4-6月(第 1四半期)営業利益が大幅減益となったことから、業績の先行きを懸念した売 りが先行した。

NEC(6701):14%安の508円。半導体子会社のNECエレクトロニク スが営業黒字を確保する一方で、ネットワークシステム事業や電子デバイス事 業が低迷、4-6月期の連結営業利益は前年同期比64%減の41億円に落ち込 んだ。通期の予想は据え置き。営業利益目標の1700億円(前期比8.4%増) に対する進ちょく率は2.4%。

金融株:三井住友フィナンシャルグループ(8316)が7%安の78万9000 円などほぼ全面安。三井住友FGは前日発表の2008年4-6月期決算で連結 純利益が前年同期より5割減少。長引く米サブプライム問題関連の損失に加え、 景気悪化で不良債権処理額が増加しており、収益不透明感が広がった。住友信 託銀行(8403)、野村ホールディングス(8604)、アイフル(8515)なども下 落。

日本テレビ放送網(9404):13%安の1万200円と急落。スポット広告の 落ち込みなどを理由に、今期(09年3月期)の業績予想を前日に下方修正し た。不況下にある民放業界のなかでは相対的に業績は堅調との見方があっただ けに、減益幅の拡大は予想外の業績悪化として売りが殺到した。

日清食品(2897):9%高の3860円と大幅高。一時14%高の4040円と ストップ高。安売りを減らしたことなどが奏功し、4-6月期の連結営業利益 が前年同期比10%増の72億円となった。みずほ証券や日興シティグループ証 券などは7月31日、投資判断を「買い」に格上げした。

スズキ(7269):4.6%安の2260円。5.5%安の2240円まで下げ、7月3 日に付けた取引時間中の年初来安値にあと10円に迫った。前日の取引終了後 に発表した第1四半期決算は円高や原材料高の影響で初の営業減益となった。

シャープ(6753):5.2%安の1428円。一時5.4%安の1425円まで下げ、 52週安値を更新。4-6月(第1四半期)の連結営業利益は携帯電話の減速 や為替の円高が響いて前年同期比14%減の364億円だった。ゴールドマン・ サックス(GS)証券の藤森裕司アナリストは8月1日付のリポートで、第1 四半期の営業利益はコンセンサスやGS証の予想を下回ったことで「ややネガ ティブ」と指摘。

東急リバブル(8879):11%安の770円とストップ安(値幅制限いっぱい の下落)。売り手と買い手の土地相場観のギャップや信用収縮の影響から、主 力の仲介事業で売買契約が低迷。今期(09年3月期)の増益予想が一転して 大幅な減益予想となった。配当予想も引き下げたため、売りが膨らんだ。

ユニ・チャーム(8113):5.4%高の8040円。4-6月期(第1四半期) の連結営業利益は前年同期比24%増の75億7400万円となった。今期予想 (360億円)に対する進ちょく率は21%。ペットが家族の一員として扱われる ようになった結果、肥満対策用のペットフードが好調。人口増加でおむつなど も海外で伸びている。みずほ証券は31日、投資判断を「ホールド」から「買 い」に引き上げた。

ムトウ(8005):2.7%高の579円。コスト低減策による事業構造改革な どが奏功しており、9月中間期の業績予想を上方修正。連結営業利益は従来予 想比19%増の12億5000万円になる見通し。

田崎真珠(7968):35%高の192円とストップ高(制限値幅いっぱいの上 昇)。MBKパートナーズ(MBKP、東京都港区)の投資目的子会社を引受 先とする第三者割当増資を実施し、約70億円を調達すると発表した。

イーグル工業(6486):13%安の651円とストップ安(制限値幅いっぱい の下落)。今期(09年3月期)利益予想を下方修正した。連結営業利益は従 来予想比5.6%減の68億円に。原材料価格が高騰するなか、自動車業界向け製 品などが軟調に推移した。

石油元売り株:新日本石油(5001)が5.7%安の646円と約4カ月ぶりの 安値を付けるなど、31日までに4-6月期(第1四半期)決算を発表した石 油元売り各社の株価が急落。製油所の燃料費負担増や石油化学製品の販売利益 減少などが響き、在庫評価益を除いた実質的な経常利益が大幅減となったこと が売りを誘った。出光興産(5019)、新日鉱ホールディングス(5016)も下落。

パイオニア(6773):9.6%安の763円と大幅続落。一時10%安の757円 まで下げ、半年ぶりの安値を付けた。カーオーディオやプラズマテレビの販売 減少などで第1四半期(08年4-6月)に赤字に落ち込んだことを受け、通 期予想の下方修正への懸念が出ている。

東京特殊電線(5807):9.5%高の185円。4-6月期(第1四半期)の 連結最終利益は3億5400万円と、前年同期の100万円から大きく改善した。 固定資産の売却により資産の有効活用と有利子負債の圧縮を実施し、財務体質 の改善を図った。

セガサミーホールディングス(6460):8.1%高の1092円。4-6月期 (第1四半期)の最終損失は105億3300万円と、前年同期(50億8700万 円)から増えた。新基準機への入れ替え需要が拡大した前年同期より販売台数 が減少した。

島精機製作所(6222):主力の大証では6.5%高の2880円。発行済株式 総数の4.1%に相当する150万株、金額にして45億円を上限に自社株買いを 実施すると発表した。

新光電気工業(6967):14%安の1247円とストップ安。一部製品の在庫 調整の影響を受けて厳しい受注環境が続いている。原材料の上昇や円高・ドル 安の進行もあり、第1四半期(4-6月)の収益が予想以上に大幅に落ち込ん だ。このため2009年3月期の業績下振れ懸念が出てきた。

きもと(7908):13%安の1045円。4-6月期(第1四半期)の連結営 業利益は前年同期比7.5%増の6億2000万円となったが、今期予想(31億 7000万円)に対する進ちょく率は20%にとどまった。電子・工業材料事業は、 原材料価格の高騰や販売価格の低下などの影響を受けた。

協同飼料(2052):11%安の132円。想定以上に原材料価格が高騰してお り、今期(09年3月期)の利益予想を下方修正した。連結営業利益は従来予 想比31%減の11億円と、一転して減益に。

オークマ(6103):10%安の858円。4―6月期(第1四半期)の連結営 業利益は前年同期比15%減の55億2000万円となり、通期予想(275億円)に 対する進ちょく率は20%にとどまった。工作機械需要は調整局面に入った可 能性があるとしている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE