ユニチャムが最高値、ペット高齢化で肥満対策フード好調-最高益期待

紙オムツや生理用品で業界トップであるユ ニ・チャームの株価が一時、前日比790円(10%)高の8420円を付け、1976年 8月の上場以来の高値を記録した。ペットが家族の一員として扱われるように なった結果、肥満対策用のペットフードが好調。人口増加でおむつなども海外 で伸びており、今期業績が最高益を更新する確度が高まったとみられた。

同社が7月31日に発表した第1四半期(4-6月)決算によると、本業の もうけを示す連結営業利益は前年同期比24%増の75億7400万円と大幅に伸び た。広報IRグループの吉田広隆・マネジャーは好業績の背景について「犬が 番犬でなく、家族の一員となってきた」ことを挙げる。日本の犬は長らく屋外 で飼育されていたが、最近は室内で飼うケースが増加。このため屋外で交通事 故に遭遇することが減り、犬も人間同様に高齢化している。屋内にいるため運 動不足となり、肥満対策などのペットフードが売れるという仕組み。

09年3月期の連結業績予想は従来計画を据え置き。営業利益は前期比6.7% 増の360億円と過去最高を見込む。ブルームバーグのアナリスト収益予想によ ると、10人の今期連結営業利益予想の平均値は366億円で、業績上振れが見込 まれている。

この日は、みずほ証券が7月31日付でユニ・チャームの投資判断を「ホー ルド(中立)」から「買い」に引き上げたことも、株価上昇の支援材料となっ た。