三井住友FG中心に金融株が全面安、銀行決算は「景況悪化反映か」

三井住友フィナンシャルグループ、住友信 託銀行、野村ホールディングス、アイフルなど金融株がほぼ全面安。下げがき つい三井住友FGは前日発表の2008年4-6月期決算で連結純利益が前年同 期より5割減少。長引く米サブプライム問題関連の損失に加え、景気悪化で不 良債権処理額が増加しており、収益に先行き不透明感が広がっている。

三井住友FGは、売り気配を切り下げた後、一時前日比6.7%安の79万 1000円と、7月16日以来の80万円割れとなった。大手銀行株では不動産関連 事業や傘下ノンバンクの与信費用増加でやはり利益が半減した住友信託も同 5%超下落。そのほか富士火災海上保険などの生損保株や消費者金融、証券株 も総じて下げている。

野村証券の守山啓輔アナリストは三井住友FGの大幅減益について、与信 関連費用の増加は景況悪化の影響を受けている可能性があるとし、「前年同期 比2.1倍に増えたのはネガティブサプライズだ」(31日付リポート)と指摘し ている。前日の米株式相場が米国景気指標の悪化を受け大幅下落したことも、 時価総額が大きく代表的な大手銀行株の売りにつながっている。

一方、TOPIXの下落に対する業種別指数の寄与度では、銀行業が第1 位となっているほか、上位15位までに保険業、証券業、その他金融業が入る など金融株が目立つ。29日発表の野村の第1四半期決算も金融市場混乱の影響 で766億円の赤字だった。この日の東京市場はほぼ全面安で、米景気悪化の影 響を受けやすいNECやTDKなど輸出関連株も下げている。

-- Editor:Yoshito Okubo、Masashi Hinoki

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