【個別銘柄】TDK、ミネベア、川崎重、東急リバ、NEC、スズキ

1日午前の日本株市場における主な材料銘 柄の動きは以下の通り。

TDK(6762):一時前日比6.3%安の6090円まで下げた。これまで好 調だった先進国向けの高機能機種の需要が鈍化、コンデンサー価格の下落圧力 も強く、今期(09年3月期)の連結業績予想を引き下げた。営業利益は前期 比21%減の690億円にとどまる見通しで、前回予想から14%の減額となる。

ミネベア(6479):17%安の479円まで下げ、52週安値を更新。4-6 月期(第1四半期)の連結営業利益は前年同期比29%減の50億8300万円と なり、今期予想(320億円)に対する達成率は16%にとどまった。ボールベア リングなど主力製品の一部の販売は好調に推移したが、円高の影響で売り上げ が減少した。ゴールドマン・サックス証券は31日、投資判断を「買い」から 「中立」に引き下げた。

川崎重工業(7012):一時7.5%安の260円と急落。船舶、汎用機事業と もに苦戦し、4-6月期(第1四半期)の連結営業利益は前年同期比57%減 の82億4600万円に落ち込んだ。今期予想(550億円)に対する進ちょく率は 15%にとどまった。

東急リバブル(8879):11%安の770円とストップ安(値幅制限いっぱい の下落)。売り手と買い手の土地相場観のギャップや信用収縮の影響から、主 力の仲介事業で売買契約が低迷。今期(09年3月期)の増益予想が一転して 大幅な減益予想となった。配当予想も引き下げたため、売りが膨らんだ。

NEC(6701):16%安の498円まで下落。半導体子会社のNECエレク トロニクスが営業黒字を確保する一方で、ネットワークシステム事業や電子デ バイス事業が低迷、4-6月期の連結営業利益は前年同期比64%減の41億円 に落ち込んだ。通期の予想は据え置き。営業利益目標の1700億円(前期比

8.4%増)に対する進ちょく率は2.4%。

日本テレビ放送網(9404):一時14%安の1万90円と急落。スポット広 告の落ち込みなどを理由に、今期(09年3月期)の業績予想を前日に下方修 正した。不況下にある民放業界のなかでは相対的に業績は堅調との見方があっ ただけに、減益幅の拡大は予想外の業績悪化として売りが殺到した。

スズキ(7269):5.5%安の2240円まで下げ、7月3日に付けた取引時間 中の年初来安値にあと10円に迫った。前日の取引終了後に発表した第1四半 期決算は円高や原材料高の影響で初の営業減益となった。

シャープ(6753):4.9%安の1432円まで下げ、52週安値を更新。4- 6月(第1四半期)の連結営業利益は携帯電話の減速や為替の円高が響いて前 年同期比14%減の364億円だった。ゴールドマン・サックス(GS)証券の 藤森裕司アナリストは8月1日付のリポートで、第1四半期の営業利益はコン センサスやGS証の予想を下回ったことで「ややネガティブ」と指摘。

ユニ・チャーム(8113):10%高の8420円と急騰。4-6月期(第1四 半期)の連結営業利益は前年同期比24%増の75億7400万円となった。今期 予想(360億円)に対する進ちょく率は21%。みずほ証券は31日、投資判断 を「ホールド」から「買い」に引き上げた。

ムトウ(8005):7.8%高の608円まで上昇。コスト低減策による事業構 造改革などが奏功しており、9月中間期の業績予想を上方修正。連結営業利益 は従来予想比19%増の12億5000万円になる見通し。

田崎真珠(7968):13%高の161円まで上昇。MBKパートナーズ(MB KP、東京都港区)の投資目的子会社を引受先とする第三者割当増資を実施し、 約70億円を調達すると発表した。

イーグル工業(6486):13%安の651円とストップ安(制限値幅いっぱい の下落)。今期(09年3月期)利益予想を下方修正した。連結営業利益は従 来予想比5.6%減の68億円に。原材料価格が高騰するなか、自動車業界向け製 品などが軟調に推移した。