パイオニア株が半年ぶり安値、第1四半期は赤字-下方修正懸念も(2)

パイオニアの株価が大幅続落、前日比87 円(10.3%)安の757円と、取引時間中としては1月31日の744円以来、半 年ぶりの安値を付けた。前日に発表した第1四半期(2008年4-6月)決算が、 カーオーディオやプラズマテレビの販売減などで赤字に転落。赤字は会社側の 想定内だったが、通期予想の下方修正リスクへの懸念も出ている。

みずほ証券の桂竜輔アナリストは決算発表を受け、パイオニアの投資判断 を中立に引き下げた。午前の終値は同81円(9.6%)安の763円。

4-6月期の営業損益は62億円の赤字と、前年同期の13億円の黒字から 転落、純損益は123億円の黒字から77億円の赤字に転じた。

同社はプラズマパネル撤退などのリストラ損失を前提に、9月中間期で営 業赤字150億円、純損益赤字180億円を想定し、今回も据え置いた。メリルリ ンチ証券の栗山史アナリストは31日付の英文リポートで「第1四半期の営業 赤字62億円は、われわれが予想した90億円より小さかった」としている。

ただ、会社側が通期(09年3月期)の営業損益予想を70億円の黒字とし ているのに対し、栗山氏はとんとんを予測。中間決算発表時に通期予想を下方 修正するリスクがあると指摘している。