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自民・衛藤氏:内閣改造で人心一新、支持率向上を-インタビュー

自民党町村派で福田康夫首相の側近として知 られる衛藤征士郎元防衛庁長官(衆院大分2区)はブルームバーグ・ニュースの インタビューに応じ、首相は内閣改造で人心一新を図り、低迷する支持率の向 上を目指すべきだとの考えを明らかにした。

インタビューは23日に行った。当面の政局の焦点となっている内閣改造に 関し、「今の内閣は安倍内閣の閣僚をそのまま使っている」と語り、内閣改造が 断行されれば、「今度は人心一新、清新な内閣がスタートする」と述べ、政権浮 揚に結びつくとの見方を示した。2007年9月に発足した福田政権は安倍前政 権の閣僚17人のうち15人を引き継いでいる。このうち、町村信孝官房長官は 外相、高村正彦外相は防衛相から横滑りしている。

内閣改造の時期については「みんなは7月下旬か8月上旬に必ずあると思っ ているが、最大野党である民主党の代表選挙の結果を踏まえた後の方がいい」 と述べ、9月21日に予定される民主党代表選とその後の役員人事を見極めた 上で、野党陣営に対抗できる強力な新体制を組む方が得策との見方を示した。

自民党の役員任期が9月までとなっていることを踏まえ、「9月下旬に内閣改 造をすれば党も内閣も人心一新できる。ベストタイミングだ」とも指摘した。

衛藤氏は67歳。参院議員などを経て1983年に衆院議員初当選。現在8期 目のベテラン。村山内閣で防衛庁長官、森内閣で外務副大臣を務めた。2005 年に首相との対談をまとめた「一国は一人を以って興り、一人を以って亡ぶ」(K Kベストセラーズ)を出版している。

支持率低迷、失政が原因ではない

福田政権の内閣支持率は、日本の主要メディアによる世論調査で「危険水 域」とされる30%を割り込んでいる。主要国首脳会議(洞爺湖サミット)終了後に 読売新聞が行った調査でも、前月比1.5ポイント上昇の26.6%にとどまった。

衛藤氏は支持率低迷の要因について「福田政権の失政ということで支持率 が落ちているということではない。サミットもあったが、不景気なのでそんなに伸 びなかった」と述べ、首相自身の責任ではないとの見方を示した。

その上で、福田政権が重視すべき政策として「1人1人の可処分所得を増や す政治をやることが大事だ。生活のにおいのする政治を今、実行しないといけな い」と指摘。原油高騰で影響を受けている漁業者、農家、運送業者などへの対 策に取り組むよう求めた。

総選挙は早くても09年7月

09年9月までが任期の衆院を解散する時期については、「福田政治を100 %反映させる予算を編成し、国会で成立させる時には夏になっている。どんなに 早くても7月以降になる」と述べ、「福田色」を打ち出した09年度予算と関連法 案の国会成立後が望ましいとの考えを示した。

衆院選の獲得議席数に関しては自民、公明の連立与党の現有勢力が335 議席(河野洋平衆院議長を除く)であることを挙げ、「335議席から過半数の241 議席の間の結果になるのではないか。与党が過半数を取ることは間違いない」と の見方を披露した。

--共同取材:Patrick Harrington Editor: Hitoshi Sugimoto, Takeshi Awaji

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