リーマンとゴールドマンを「オーバーウエート」に-モルガンが投資判断

米証券モルガン・スタンレーは30日、米証 券4位のリーマン・ブラザーズ・ホールディングスと米投資銀行大手ゴールド マン・サックス・グループの投資判断を開始し、ともに「オーバーウエート」 とした。

アナリストのパトリック・ピンシュミット氏とアビ・ゴーシュ氏はリーマ ンについて、「追加評価損を計上する短期的なリスクは、堅調な流動性と資本状 況によってバランスが取れている」と指摘し、株価見通しを31ドルに設定した。

リーマンの株価はこの日、時価総額より安い価格で身売りする可能性があ るとの観測を手掛かりに、8年ぶり安値を付けた。リーマンは四半期ベースで 初の赤字に陥り、60億ドルの新株発行を実施したことから、株価は年初来で70% 下落している。

モルガン・スタンレーのアナリストらはリポートで「追加評価損は年末ま で簿価の増加を抑えるものになるだろうが、十分な資本を調達しており、向こ う2四半期に予想される損失を吸収できると確信している」と説明した。

ゴールドマンについては、株主資本利益率(ROE)が他社に比べて高い と指摘。「広く認識されているように、バランスシートの再編はより厳しい状況 に直面する同業他社と比べて小さい問題だ」との見方を示した。株価見通しは 205ドルと、この日の株価終値(174.90ドル)を約17%上回る水準に設定した。

モルガン・スタンレーは米証券3位のメリルリンチの投資判断も開始し、 「イコールウエート」とした。

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