米国の6月の鋼板価格:過去最高値の1052ドル-原料高転嫁で

米業界誌パーチェシングが30日に報じたと ころによると、米国の鋼板価格が6月に過去最高値の1トン当たり1052ドルに 達した。輸入や在庫が減少するなか、鉄鋼メーカーが原料価格の上昇分を顧客 に転嫁しているためだ。

パーチェシングによると、指標となる熱延鋼板の価格は、5月に付けた最 高値の1トン当たり1020ドルから3.1%上昇した。価格は1月以降、82%高騰 し、前年同期比でほぼ2倍の水準となっている。

エネルギーのほか鉄鉱石など主原料の価格高騰により、鋼材の生産・輸送 コストが上昇している。イリノイ州を拠点とする金属サービス・センター協会 (MSCI)によると、輸入減少により米国の5月末時点の鋼材在庫は前年同 月比11%減となった。

パーチェシングの編集責任者、トム・スタンドザ氏はリポートで「2008年 の鋼板価格の高騰は、鉄鉱石やスクラップ、コークス用原料炭、天然ガス、合 金の世界的な価格上昇に加え、BRIC諸国(ブラジル、ロシア、インド、中 国)などの国々の需要の加速が要因になっている」との見方を示している。

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