住宅ローン関連CDO500億ドル相当を格下げ方向で見直し-S&P

米格付け会社スタンダード・アンド・プア ーズ(S&P)は30日、米住宅ローン関連の債務担保証券(CDO)約500 億ドル(約5兆3000億円)について、少なくとも2回目の格下げに向けて見直 す方針を明らかにした。

発表資料によれば、114件のCDOのうち470クラスが格下げとなる可能 性がある。このうち34クラスを除く全クラスが過去に格下げされたことがある。

今回の格下げが実施されれば、信用市場の投資家に最大の損失をもたらし たCDOの過去最高水準の格下げ件数がさらに増えることになる。サブプライ ム(信用力の低い個人向け)住宅ローンからさらに信用力の高い層向けのロー ンに波及した住宅所有者のデフォルト(債務不履行)件数増加を受け、S&P はこれまでにCDO3500億ドル余りの格付けを引き下げている。

S&Pによると、今回の措置は「住宅ローン担保証券(RMBS)の信用 の質の継続的な悪化」に伴うもの。これにより、CDO総額558億ドル相当が 影響を受ける。見直し対象のCDOは「向こう数週間」以内に格下げか、据え 置きが決まるという。S&Pは17日、400億ドル強の住宅ローン関連CDOに ついて、新たに格下げ方向での見直しを発表していた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE