短期市場:翌日物は弱含み、積み進ちょく-期日到来や税揚げで需要も

短期金融市場の無担保コール翌日物は弱含み か。四半期末の要因がはく落し、準備預金の積み上げも進ちょくしていることが 意識される。ただ、準備預金が大幅に減少するうえ、期末明けは期日到来に伴う 足元資金の借り換えも膨らむ。2日に税揚げを控えて、0.50-0.52%付近は底堅 い需要が見込まれる。

30日の加重平均金利は6.5ベーシスポイント上昇の0.572%と、3月31日 以来の高水準。証券の調達が0.65%、外銀や国内銀は0.60-0.63%から開始。 資金供給オペ後も0.60%前後で下げ渋った。午後の追加オペ後に0.5%後半から

0.4%前半まで低下した。1日スタート分は0.53%程度、ユーロ(オフショア) 円は0.50%程度、レポ(現金担保付債券貸借)は0.58-0.59%だった。

準備預金の一日の必要額は4.3兆円と、今積み期間の平均ペース4.88兆円 を下回っており、積みの進ちょく率かい離幅はプラス5.9まで拡大。四半期末に 向けて日本銀行が資金需給を緩めた影響が出ている。期末の資金繰りが固まった 30日午後に資金放出が強まり、金利が急低下した要因にもなっている。

6月末をまたぐ期間の短い取引で資金を手当てしている金融機関が多く、タ ーム(期日)物に乗り換えるまではしばらく足元の調達が強い可能性もある。2 日の税揚げは2兆円超の資金不足となるうえ、来週も8日や11日に国債発行日 を控え、レポは0.5%台後半から0.60%付近で下げ渋りそうだ。

調節見送り予想-準備預金4.8兆円

午前9時20分の定例金融調節が見送られた場合、当座預金は2兆4000億円 減少の7兆8000億円程度、準備預金(除くゆうちょ銀)は2兆1000億円減の4 兆8000億円程度になる見込み。市場では調節見送りを予想する声が多い。

準備預金の残り要積立額(1日平均4兆3000億円)と積み終了先などから から推計した実質的な中立水準は4兆5000億円程度とみられる。

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