米VIX指数が上昇-リーマンめぐる観測で金融株下落見通しが台頭

30日のシカゴ・オプション取引所(CBO E)で、米国株下落に備えた保険料の指標となるボラティリティ指数(VIX) は上昇。米証券4位のリーマン・ブラザーズ・ホールディングスは時価総額を 下回る価格で身売りされる可能性があるとの観測が強まり、金融株のオプショ ン価格(保険料)が値上がりしたのが背景。

VIXは前週末比2.2%上昇の23.95と、6月11日以来の高水準。S&P 500種株価指数は同0.1%高だった。VIXは、S&P500種の下落に備えた保 険の役割を果たすオプションの価格に連動する。

この日はオプション・トレーダーの間に、今年これまでに70%下落したリ ーマンの株価はさらに安くなるとの観測が台頭。リーマンの7月物プットオプ ション(売る権利、行使価格15ドル)は171%上昇した。株価終値は11%安の

19.81ドルと、8年ぶりの安値だった。

インタラクティブ・ブローカーズ・グループ(コネティカット州)のオプ ション・アナリスト、レベッカ・イングマン・ダースト氏は、リーマンの株価 を下落させるには「同社株に対して期待外れの買収案が提示されるという観測」 だけで十分だったと指摘。「きょうのオプション価格の動きは、同社の株価が悪 材料の影響を極端に受けやすいことの証左だった」との見方を示した。

リーマンの広報担当アンドルー・ゴワーズ氏は、うわさについてコメント しないのが同社の方針だと述べた。

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