カナダ・ドル:1カ月ぶり大幅安、景気減速懸念で-国債利回り上昇

30日の外国為替市場で、カナダ・ドルは約 1カ月ぶりの大幅下落。ガソリン価格が上昇するなかで消費者は支出を削減し ており、カナダ経済が減速するとの懸念が広がった。

米主導の景気減速のカナダへの波及に伴い、カナダ・ドルは今年に入り、 失速している。カナダ輸出の約80%が米国向け。カナダの2008年1-3月(第 1四半期)国内総生産(GDP)は予想外の減少となった。カナダ・ドルは同 四半期に2.6%下落した後、4-6月(第2四半期)に0.8%上昇した。

スコシア・キャピタルの通貨戦略共同責任者、スティーブン・マリオン氏 (トロント在勤)は、「カナダの成長には大幅な下振れリスクがある」と指摘。 「米経済や原油価格、金融機関へのリスクなどが注目されている。カナダ・ド ルにとって良好な環境ではない」との見方を示した。

カナダ・ドルは、トロント時間午後3時2分(日本時間7月1日午前4時 2分)現在、前週末比0.7%安の1米ドル=1.0179カナダ・ドル(1カナダ・ ドル=0.9825米ドル)。27日は1.0106カナダ・ドルだった。この日の下げは 4日以来で最大。

カナダ2年物国債(表面利率3.75%、2010年6月償還)の利回りは、8 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の3.25%。価格は15セント 下げて、100.93カナダ・ドル。利回りは第2四半期に63bp上昇。07年末の

3.75%からは低下している。10年債(表面利率4%、2017年6月償還)の利 回りは、4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の3.74%。昨年 末時点は3.99%だった。

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