名古屋市立大学の永野氏:石油高騰でインド経済減速しても株価は割安

名古屋市立大学の永野護教授は6月30日、 ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、石油価格の高騰で、インド 経済の成長率は鈍化する懸念があるが、株価については株価収益率(PER) が低く、楽観していると語った。主なコメントは以下の通り。

インド経済と石油価格の関係:

「石油価格高騰で、石油の補助金をカットする政策を取ったので、非常に市 民生活に影響を及ぼす。来年は総選挙があるため政治的に混乱する可能性があ る」

経済成長はどの程度減速するか:

「インドは11億人の国民のうち、有権者が8億人程度いる。そのうち半分 が農村地域に住んでいる。現政権は10%近い経済成長に貢献してきたが、農村 地域の有権者には十分に満足できる政策ではない。インドは低金利で住宅ロー ンや自動車ローンが増えることによって、スズキやタタの新車が売れてきた。 ところが車が売れなくなる一方、金利が高くなり、ますます経済は減速してい くことになる。9%成長も厳しくなってくる」

インド株の見通し:

「株価は、かなり楽観的にみている。いくら経済成長が9%を割ったとして も、インド企業の平均PERが14倍というのは低過ぎる。インドの株価は買 いを入れやすい水準になってきているのではないか」

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