米企業の社債保有リスクが低下-原油安と株高で、最近の上昇が一服

30日のクレジット・デフォルトスワップ (CDS)市場では、米企業の社債保証コストが低下した。原油相場の下落と 株高を反映している。

フェニックス・パートナーズ・グループによれば、北米の投資適格級企業 125社で構成するマークイットCDX北米投資適格指数はニューヨーク時間午 前11時50分(日本時間7月1日午前零時50分)現在、4.5ベーシスポイン ト(bp、1bp=0.01%)低下の138.5bp。

クレジット・デリバティブズ・リサーチ(CDR)によると、同指数は17 日の109bpから上昇している。MBIAやアムバック・ファイナンシャル・ グループなど米金融保証会社(モノライン)大手の資金繰りが悪化しつつある との懸念が広がったことや、24日に発表された6月の米消費者信頼感指数が16 年ぶりの低水準となったことが背景となっている。

CDRの指数担当マネジャー、デーブ・クライン氏は電話取材に応じ、「こ の日は一服状態のようだ」と指摘。「信用市場は実は改善していないことが認識 され、過去2週間にCDS指数は急激に上昇している」と述べた。

CDSスプレッド1bpは5年間の債務1000万ドルに対する年間保証料 1000ドルを意味する。同指数は、債券やローンに基づく指標で企業の債務返済 能力を推測するのに用いられる。指数上昇は信用の質が劣化したとの認識、低 下は質が改善したとの認識を示唆する。

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