仏大統領:ECBは経済成長を考慮する必要-インフレ懸念だけでなく

フランスのサルコジ大統領は30日、欧州 中央銀行(ECB)が来週の定例政策委員会で利上げしてもインフレ抑制にはつ ながらない可能性が高いとし、経済成長を考慮すべきだとの見解を示した。

サルコジ大統領は国営テレビのフランス3とのインタビューで、「ECBの 政策委員会はインフレだけでなく、欧州の経済成長について自問すべきだ」と語 り、「インフレは構造的なものではなく、原材料価格の上昇によるものだ。金利 を2倍や3倍に引き上げることは可能だが、原油相場を押し下げることにはなら ない」と指摘した。

最高値圏のエネルギー価格はユーロ圏15カ国全域でインフレを招いており、 消費者の購買力や企業の投資意欲を削いでいる。ECBのトリシェ総裁は、景気 が減速しても物価上昇抑制に向けて利上げする可能性を明らかにしている。

同大統領はまた、米財政赤字を背景にユーロは対ドルで「30%」過大評価 されているとした上で、民間航空機メーカー大手の米ボーイングに対し欧州エア バスが競争力の面で打撃を受けていると指摘した。また、円も「若干低水準だ」 とし、人民元については中国政府が「政治的野望」で管理しているとの認識を示 した。

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