NY原油(30日):小反落、最高値更新後に売り-一時143ドル台

ニューヨーク原油先物相場は小反落。イ スラエルが核開発をめぐってイランを攻撃し、イランからの供給が滞る可能性 があるとの懸念から、一時1バレル=143ドルを突破、最高値を更新した。た だ、その後は売りに押された。

石油輸出国機構(OPEC)のヘリル議長(アルジェリア・エネルギー鉱 業相)は28日、ウラン濃縮停止をめぐるイランへの圧力や、ドル安を理由に 原油相場が170ドルに上昇するとの見通しを示した。国営クウェート通信(K UNA)はイランがホルムズ海峡を封鎖した場合、クウェートは原油輸出に向 けて予防的な措置を取ると伝えた。

MFグローバルのリスク管理担当バイスプレジデント、ジョン・キルダフ 氏は、イランをめぐる懸念が「継続している上、皆に関心事となり、相場を押 し上げている」と指摘。「この問題を真剣に受け止め、可能性が高まっている と考える参加者が増えている。イラン問題はあらゆる供給懸念の根源だ」と述 べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)で取引されている原油先物8月限 は前週末比21セント(0.15%)安の1バレル=140ドルちょうどで取引を終 えた。143.67ドルと、最高値を更新する場面もあった。4-6月期では38% 高で、四半期ベースで9年ぶりの大幅高となった。

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