サブプライムとオルトA担保証券、一段安も-JPモルガン

JPモルガン・チェースのアナリス トは過去最安値付近で推移しているサブプライム(信用力の低い個人向 け)とオルトA(サブプライムと優良案件の中間)の住宅ローン担保証 券について、今後も下落する可能性があるとの見方を示した。多くの銀 行が一部証券の購入を制限するとともに、保有分の売りを強いられてい ることが背景だという。

JPモルガンの27日付の証券化債務に関する週間報告によると、 「AAA」の格付けを有する固定金利のオルトA債の相場は、元本100 ドルに対して84ドル未満の過去最安値付近に下落している。4月時点で は87ドル近辺だった。またサブプライム住宅ローン担保証券に基づくマ ーキットABX指数はサブプライム担保証券の下落を示している。リー マン・ブラザーズ・ホールディングスのインデックスデータによると、 AAAの格付けを有する証券はここ3カ月間で5.1%下落した。

JPモルガンのアナリスト、クリス・フラナガン氏は銀行各行にと って約4000億ドル(約42兆5000億円)の増資後も「まだまだ道のりは 遠い」と指摘。同氏はさらに、四半期末の相場下落で新たな評価損が示 唆されるなか、1兆ドル相当のAAAのサブプライムとオルトAの一部 格下げを補うためだけでも約1150億ドルが必要になるとの見通しを示し た。

同氏は「資本不足という環境下では、価値はもはや問題ではない」 と指摘するとともに、投資家に対するサブプライム住宅ローンセクター での「リスク拡大」推奨を中止した。

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