首相:国連スーダン派遣団に自衛隊員派遣-PKO施設に100万ドル

福田康夫首相は30日夕、来日した国連の潘 基文事務総長と首相官邸で会談し、スーダン南部の国連平和維持活動(PKO) 「国連スーダン派遣団」(UNMIS)へ自衛隊の司令部要員を派遣するととも に、マレーシアの訓練・教育施設(PKOセンター)に100万ドル(約1億500 万円)の資金を拠出する方針を表明した。両氏が会談後、官邸で記者発表した。 両氏の発言は次の通り。

福田首相:「わたしは潘事務総長に、気候変動問題で、新興国を含むすべての主 要経済国が責任ある形で参加する実効性ある枠組みの構築のために協力をお願 いした」

首相:「食糧価格高騰問題については、食糧増産、輸出規制、バイオ燃料などに ついてG8サミットで力強いメッセージを発出したいと伝えた。潘事務総長か らは日本の取り組みに対する歓迎の意が示された」

首相:「アフリカ支援に関して、国連スーダン派遣団に対して自衛隊から司令部 の要員を派遣することにする。また自衛官を講師として派遣するなど、アフリ カPKOセンター強化に取り組む。またマレーシアのPKOセンターに100万 ドルの支援を行う」

首相:「国連と日本との関係については、わたしから国連改革、とりわけ安全保 障理事会の改革を早期に実現することの重要性をあらためて強調し、潘事務総 長が積極的なリーダーシップを発揮するようお願いした」

潘事務総長:「日本がアフリカを希望の大陸にするために長期にわたって努力し ていることにかんがみて、アフリカ問題に特別に注目している。ぜひ、G8サ ミットの指導者たちはこの課題に包括的に対応する具体的な措置を発出するよ う期待する」

事務総長:「福田首相が気候変動に取り組もうとしている努力を賞賛する」

事務総長:「福田首相が日中韓の協力を高めるべく貢献していることを賞賛した。 そして朝鮮半島について意見交換した。6者協議の参加者が最近の意を強くす る進ちょくに基づき、朝鮮半島やさらに広い地域での平和と安定を促進するこ とを願う」

事務総長:「わたしは特に、日本政府が国連スーダン・ミッションに自衛隊要員 を派遣することと、日本の財政支援によるマレーシアのPKOセンターへの支 援は朗報であり、歓迎する」

事務総長:「福田首相から、日本が国連に対してあらためて強いコミットメント を表明していることや、わたしたちの改革努力に対する強い支持を表明してく ださったこと、そして国連での日本の役割、活動をさらに拡大しようという決 意を表明したことを大変喜ばしく思っている」

事務総長:「とりわけ、福田首相から日本が政府開発援助(ODA)増額を表明 したことをうかがい、意を強くしている」

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