中国人民元:上昇、12四半期連続の値上がり-人民銀の元高容認観測で

中国の外国為替取引では、人民元がドルに対し 上昇。四半期ベースで12期連続の値上がりとなった。インフレ抑制に向けて、中 国人民銀行が元高を容認するとの観測が広がったことが背景。

人民銀の周小川総裁は27日、ローマで開かれた東アジア・太平洋地域と欧州 の中央銀行総裁との会合後、人民元の柔軟性を段階的に拡大する方針をあらためて 示した。人民元は今年に入り、対ドルで6.6%上昇しており、2007年の年間上昇率 だった6.86%に近づいている。円を除くアジアの主要10通貨のうち、人民元のパ フォーマンスは2位となっている。

JPモルガン・チェースの為替ストラテジスト、イエン・ピンホ氏(シンガポ ール在勤)は「インフレは政策当局者らに元高容認を促している要因の1つだ」と 指摘。「年内は人民元の着実な上昇を見込んでいる」と述べた。同氏は人民元が08 年末までに1ドル=6.5元まで値上がりすると予想している。

中国外国為替取引システム(CFETS)によると、人民元は上海時間午後5 時半(日本時間同6時半)現在、1ドル=6.8543元。一時は6.8540元まで上昇し、 05年のペッグ(連動)制廃止以来の最高値となった。四半期ベースでは2.3%高。 3月31日は7.0120元だった。

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