サマーズ元米財務長官、米経済は昨年来で最も危険な状況-FTに寄稿

サマーズ元米財務長官は英紙フィナンシャ ル・タイムズ(FT)へ寄稿し、米経済が昨年8月に信用危機が発生して以来 で最も危険な状況にあるとの見方を示した。原油などの商品相場高騰が消費者 信頼感を前例のない水準まで押し下げていると指摘した。

サマーズ元長官はFT紙ウェブサイトに29日掲載された寄稿文で、米国は 4つの側面で行動が必要だとして、住宅関連法案と財政政策、金融以外のイン フレ圧力、金融機関の支払い不能への備えを挙げた。

元長官は、住宅法案は米国の住宅金融システムを補強するとして、早期の 議会通過が必要との考えを示した。また、失業保険の給付期間延長やインフラ 投資への補助など、追加の財政政策の必要性も指摘した。さらに、原油と食料 品、その他商品の価格上昇に歯止めを掛ける政策が必要として、エタノール補 助金の見直しや天然ガス使用の奨励、戦略石油備蓄(SPR)をめぐる改革な どを呼び掛けた。

また、金融機関に一段の減配を促すとともに、金融機関が支払い不能に陥 った場合にシステムと納税者の双方を保護するような方法での対処を準備して おく必要があると指摘した。

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