アルミ相場:09年に12%上昇か、石炭高騰で製錬所閉鎖-UBS

スイスのUBSは、アルミニウム相場が2009 年に12%上昇するとの見通しを示した。製錬所への電力供給に利用される石炭 の価格上昇により生産コストが増加し、小規模の製錬所が操業停止に追い込ま れていることを理由として挙げた。

グリン・ローコック氏率いるUBSのアナリストらは27日付リポートで、 08年と09年のアルミの不足量は年間20万トンになると予想。アルミ相場の09 年の平均は1トン当たり平均3525ドルと、08年の見通しである同3150ドルか ら上昇するとの見方を示した。

電力不足により金属生産が減少し、相場が上昇している。中国では1月と 2月に50年ぶりの大雪に見舞われ、発電所や製錬所の操業が停止した。アルミ 相場は年初来で30%上昇している。アルミは航空機などに利用される。

ローコック氏は「世界のエネルギー供給の伸びが抑制され、アルミ業界に 影響を及ぼすなか、市場のファンダメンタルズ(需給関係)は引き続きひっ迫 するとみられる」としている。同氏によると、電力価格の上昇により小規模な 製錬所は操業停止に追い込まれ、供給が減少している。

ローコック氏によると、電力コストはアルミの生産コストの約40%を占め る。世界的な不足により、発電用石炭の価格は年初来で125%高騰している。

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