中国の株価、年初来下落で「価値に見合った水準」-上海の金融当局者

上海市金融服務弁公室の方星海・主任は27 日のインタビューで、中国の株価は過去最高値から52%も下落した結果、「価値 に見合った水準」にあるとの見方を明らかにした。

上海証券取引所と深セン証券取引所の人民元建てA株に連動しているCS I300指数の株価収益率(PER)は昨年10月、過去最高となる53倍まで上昇 し、米S&P500種株価指数の2倍以上の水準となった。しかし、今年に入って からの株価下落で、CSI300指数のPERは20.3倍となり、S&P500種の

21.2倍を下回った。

方主任は「中国経済はペースは落ちても、成長し続けるだろう」と述べた 上で、「経済のファンダメンタルズ(基礎的諸条件)を考えると、20倍程度のP ERは持続可能な水準だ」と指摘した。

ブルームバーグの集計データによれば、CSI300指数の年初来下落率は世 界の上位20の株式市場の中で最大となり、中国株は2006年3月以来初めて、 米国株より割安となった。また、時価総額で1兆2000億ドル(約127兆円)が 吹き飛んだ。株価の下落はインフレ加速への懸念が背景にあり、政府が株価下 支え策を取るとの観測を呼んでいる。

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