債券堅調、年限長期化の買い―ムーディーズ国債格上げの影響限定(2)

午後の債券相場は堅調(利回りは低下)。 年金基金などの投資家が月末に伴い、保有債券の年限を長期化させる買いを入 れたことが相場を押し上げたとの見方が出ている。一方、昼休み中に、米格付 け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが日本国債の格付けを「A1」 から「Aa3」に引き上げたと伝わったことの影響は限定的とみられている。

先物中心限月9月物は午後の取引開始後から買いが優勢となり、一時は前 週末比18銭高い135円41銭まで上昇。午前の高値(135円40銭)を上回った。 その後も135円30銭台半ばから後半と、この日の高値圏で推移。一方、新発10 年債利回りは前日比1ベーシスポイント(bp)低い1.600%に低下している。

DIAMアセットマネジメントのエグゼクティブファンドマネジャー、山 崎信人氏は、午後の相場上昇は、月末の年限長期化の買いが入ったことが理由 という。「あす以降に注目材料が控えて売りが出にくく、市場の売買高が薄い ため、少し買いが入っても相場が上昇しやすい」と説明した。

一方、山崎氏は、「ムーディーズの格上げは、影響が限定的のようだ」と 述べた。市場関係者の間では、以前に日本国債が格下げされた場面でも国債の 売りは限られており、国債格付けに対する注目度は低く、材料になりにくいと の指摘が多い。

--共同取材:上野 英治郎  Editor:Hidenori Yamanaka,Hidekiyo Sakihama

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