野村アセット榊氏:インフレと景気悪化で米利上げは来年後半の可能性

野村アセットマネジメントの榊茂樹経済調査 室長は30日放映のブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、米経済と 金融政策などについて、以下のようにコメントした。

米経済と金融政策:

「FOMC(米連邦公開市場委員会)声明で指摘された通り、インフレ上振 のリスクはこれまでより増している。一方で景気悪化のリスクも依然としてある。 結果的に、FRB(米連邦準備制度理事会)としては利上げにも利下げにも動け ないでいる。利上げの時期はかなり遅くなると予想している。原油価格は確かに 上昇しているが、原油や食料品以外に物価上昇の影響はそれほど広がっていない。 例えば、賃金も落ち着いている。年内の利上げはもちろん、来年前半でも利上げ は難しいのではないか。景気が上向く来年後半ごろの可能性が高い」

金融政策とマーケット:

「債券市場はこれまで利上げを織り込む場面があった。先日のFOMCで少 し弱まって、利回りが低下した。利回りの低下余地はあるだろう。一時、4.2% まで上昇したが、3.8%程度までは低下するだろう」

「株式市場は原油高騰の影響を受けている。コスト上昇要因となり、企業収 益を圧迫すると懸念されている。業績下方修正の可能性もあり、株価の厳しい状 況は続くだろう」

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