中国人民元:上昇、12四半期連続の値上がりへ-当局の元高容認観測で

30日の中国外国為替取引では、人民元が ドルに対し上昇し、このままいけば四半期ベースでは12期連続の値上がりと なりそうだ。ここ10年余りで最高水準に近いインフレ率を抑えるため、中国 人民銀行が元高を容認するとの観測が広がっている。

人民銀の周小川総裁は27日、ローマで開かれた東アジア・太平洋地域と 欧州の中央銀行総裁との会合後、人民元の柔軟性を段階的に拡大する方針をあ らためて示した。人民元は今年に入り、対ドルで6.5%上昇しており、円を除 くアジアの主要10通貨のうち、パフォーマンスは2位。

JPモルガン・チェースの為替ストラテジスト、イエン・ピンホ氏(シン ガポール在勤)は「インフレは政策当局者らに元高容認を促している要因の1 つだ」と指摘。「年内は人民元の着実な上昇を見込んでいる」と述べた。同氏 は人民元が2008年末までに1ドル=6.5元まで値上がりすると予想している。

中国外国為替取引システム(CFETS)によると、人民元は上海時間午 前9時52分(日本時間同10時52分)現在、1ドル=6.8570元と、05年 のドル・ペッグ(連動)制廃止以来の高値となっている。四半期ベースでは

2.3%高。3月31日は7.0120元だった。

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