短期市場、期末需要で金利高―翌日物0.60%付近、オペ金利0.6%後半

午前の短期金融市場は、この日が四半期末 の決済日に当たることや外国銀行の中間決算に伴う資金需要から金利高の展開と なっている。

無担保コール翌日物の加重平均金利は、日本銀行の誘導目標を上回る

0.60%付近とみられている。市場の通常よりも多い資金需要に対して、日銀は 4000億円の資金供給を実施したが、落札金利は0.6%台後半と高く、午後も調達 意欲が強そうだ。

翌日物は27日の加重平均0.507%に比べて、外国銀行の調達が0.63%から 一部0.55%まで低下したが、引き続き0.60%に複数の調達希望が残っている。 一方、国内大手銀行は0.58%から0.55%まで取り下がり、現状では0.53%の調 達希望水準となっている。当日スタートのレポの資金調達希望は0.65%となっ ている。

日銀の午前9時20分の定例調節では、4000億円の資金供給オペが実施され、 準備預金(除くゆうちょ銀)は前週末比1兆4000億円増の6兆6000億円程度と なった。必要な積立額(1日平均4兆3900億円)などから推計した中立水準は 4兆6000億円程度で、資金需給には大幅な余裕があったものの、オペ結果は最 低金利が0.67%、平均金利が0.682%と高く、通知額の4倍超の応札が集まった。

インターバンクの市場関係者によると、レポ(現金担保付債券貸借)市場に 絡む0.7%台の応札もあったとみられ、6月末の四半期末が例年より意識されて いるという。ただ、メガバンクの調達水準も下がり、午後は外銀の調達の進み具 合が焦点だという。

四半期末決算を行う国内銀行が増えているほか、外銀は中間決算でドルの需 要が強く、為替スワップを通じて円にも調達圧力が強まりやすい。ただ、前週末 は為替スワップ取引を使ってドルから円を調達した場合の円転コストが低下し、 外銀の資金手当てが進んでいるとの指摘も出ていた。

午後零時50分の定例調節については、国内銀の調達の落ち着きを受けて見 送られるとの予想が聞かれる。各金融機関には日銀に預ける担保の範囲内で資金 を借りられる日銀補完貸付(ロンバート型貸出)制度があり、適用金利の

0.75%が取引水準の上限として意識されている。

金利先物は小動き

ユーロ円金利先物相場は小動き。原油高やサブプライム(信用力の低い個人 向け)住宅ローン問題に絡む欧米金融機関の損失拡大懸念で景気不安が広がる中、 もみ合いを続ける日経平均株価の動向が注目されている。また、あす発表される 企業短期経済観測調査(日銀短観)の内容を見極めたいとの姿勢もある。

中心限月2009年3月物は前週末の清算値と横ばいの99.005で取引を始め、

99.005-99.015の狭いレンジを推移している。期先限月に影響を与える2年ス ワップは1.205-1.215%付近と、前週末のレンジ1.20-1.23%内で取引されて いる。

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