短期市場:翌日物0.55-0.63%、四半期末の需要で-日銀4000億円供給

短期金融市場の無担保コール翌日物は日本 銀行の誘導目標を上回る0.55-0.63%程度で推移。この日は四半期末の決済日 や外国銀行の中間決算に当たり、全体的に資金需要が強い。ただ、外銀は為替ス ワップを使って円調達が進んでいるとの指摘があるほか、日銀が朝の金融調節で 4000億円の資金供給を実施しており、金利は徐々に低下するとみられている。

翌日物は27日の加重平均金利0.507%に比べて、国内銀行の調達が0.62% から0.55%へ、外国銀行の調達は0.63%から0.60%まで徐々に低下している。 即日スタートの翌日物のレポ(現金担保付債券貸借)では、0.60%の資金調達希 望が提示されている。

日銀は午前9時20分の定例調節で4000億円の即日供給を実施した。この結 果、準備預金(除くゆうちょ銀)は前週末比1兆4000億円増加の6兆6000億円 程度になる見込み。この日に必要な積立額(1日平均4兆3900億円)と積み終 了先などから推計した中立水準は4兆6000億円程度とみられ、資金需給には大 幅な余裕が持たされている。

四半期末決算を行う国内銀行が増えているほか、外銀は中間決算でドルの需 要が強く、為替スワップを通じて円にも調達圧力が強まりやすい。ただ、早めに 資金を手当てしている金融機関が多かったうえ、前週末はドルから円を調達した 場合の円転コストが低下し、外銀の資金手当てが進んだとの指摘が出ている。

インターバンクの市場関係者によると、外銀の調達ポジション(持ち高)が 軽くなっているため、0.7%台まで資金を取り上がるような展開にはならないと の見方が出ている。各金融機関が日銀に預ける担保の範囲内で資金を借りられる 日銀補完貸付(ロンバート型貸出)の適用金利は0.75%で、取引金利の上限と して意識されている。

金利先物は小動き

ユーロ円金利先物相場は小動き。原油先物の最高値更新やサブプライム(信 用力の低い個人向け)住宅ローン問題に絡む欧米金融機関の損失拡大懸念で景気 不安が広がる中、前週末の終値付近で推移する日経平均株価の動向が注目されて いる。また、あす発表される企業短期経済観測調査(日銀短観)の内容を見極め たいとの姿勢も強い。

中心限月2009年3月物は前週末の清算値と横ばいの99.005で取引を始め、

99.010との間の狭いレンジを推移している。期先限月に影響を与える2年スワ ップは1.21%を下回り、前週末のレンジ1.20-1.23%の下限付近に接近してき ている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE