債券相場は小幅高、国内株伸び悩みや米債上昇で-短観など材料注目も

債券相場は小幅高(利回りは低下)。反発し て始まった日経平均株価が一時はマイナスに転じるなど伸び悩んでいることや 米債高が買い材料視されている。もっとも、あす以降に企業短期経済観測調査 (日銀短観)や10年債入札などが予定されており、取引手控えムードも強い。

ABNアムロ証券チーフ債券ストラテジストの市川達夫氏は、短観や入札 など控えて、様子見の動きとなっていると指摘。「先週、景気後退懸念を背景に 円債相場が上昇したことで、買い進みづらい水準まで来ている」とも説明して いる。

東京先物市場で中心限月9月物は、前週末比8銭安い135円15銭で寄り付 いた。しばらくは前週末の終値付近での推移が続いたが、午前9時20分すぎに 買いが優勢になると、17銭高い135円40銭まで上昇。その後も135円30銭付 近で取引されている。午前9時49分現在の9月物売買高は7063億円程度。

現物債市場で新発10年物の293回債は、午前9時49分時点の業者間市場 で取引はまだ成立していない。

日経平均株価はもみ合い。前週末比40円15銭高い1万3584円51銭で寄 り付いた。その後は前週末の終値を挟んだ推移となっている。

米株安・債券高-金融機関の減益拡大懸念で

27日の米国債相場は上昇。金融機関の減益拡大懸念が再燃し、株価が下落 し、投資家が比較的安全な投資先である米国債に買いを入れた。米株市場では 原油先物相場が初めて1バレル142ドル台まで上昇したことも市場心理を冷や し、ダウ平均株価は前日比106ドル91セント安の1万1346ドル51セントと、 2006年9月7日以来の安値で終えた。

BGキャンター・マーケット・データによると、10年債利回りは前日比6 bp低下して3.96%。週間ベースでは20bp低下と、2月29日以来の大幅低下と なった。

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