髙島屋株3年ぶり安値、決算で高額品低迷鮮明-伊勢丹も大幅安(2)

国内百貨店3位の高島屋の株価が反落。一 時は前週末比で4%超下げ、3年ぶりの安値をつけた。同社が27日発表した第 1四半期(2008年3-5月)の連結決算は減収減益で、主力の百貨店事業で高 額品や衣料品の販売が低迷した。当面、販売の弱さは続くとして今期(09年2 月期)の連結営業収益(一般企業の売上高に相当)の予想も下方修正しており、 厳しい着地と先行き不透明感が強まり、売りが先行している。

この日は一時、前週末比40円(4.1%)安の936円まで下落し、05年6月 以来の安値水準となった。業界1位の三越伊勢丹ホールディングスの株価も一時、 同83円(7%)安の1121円まで下げた。

新生証券の宮川淳子シニアアナリストは、「実態経済として高額品、衣料品 の販売不振が鮮明になってきており、高島屋の決算結果はそれを浮き彫りにした 格好」と指摘、「非常に悪い事業環境は高島屋だけでなく、当然トップの三越伊 勢丹にしても同じ。悪影響を想定せざるを得ないだろう」と話している。

高島屋の第1四半期の連結営業収益は同3.1%減の2402億円、営業利益は 同7.9%減の76億円だった。食料品の売上高は前年同期を上回ったが、婦人衣 料が同4.8%減、美術・宝石・貴金属が同7.8%減と大きく落ち込んだ。改装前 の売り場縮小で前年同期のハードルが低かった新宿店を除き全店がマイナスだっ た。今期の連結業績予想は、経費削減を進めるとして利益こそすべて従来予想を 据え置いたが、営業収益を従来予想の1兆655億円から1兆475億円に若干下方 修正した。

決算会見に出席した増田容久・企画本部財務グループ長は、「4、5、6月 と非常に悪い売り上げ。基調の厳しさはここしばらく続くだろう。株価低迷、物 価高騰などの面からみて消費マインドが回復することは当面期待できない」と説 明した。松本靖彦・企画本部副本部長も、「売り上げの大変厳しい状況は、一過 性の現象とはとらえていない。日本経済、社会が構造的に変化しており、百貨店 業界にとってアゲインストの風が来ている」と述べていた。

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