短期市場:翌日物0.6%台か、四半期末の資金需要-日銀は大規模供給も

短期金融市場の無担保コール翌日物は日本 銀行の誘導目標を上回る0.6%台から始まりそうだ。この日は四半期末の決済日 や外国銀行の中間決算に当たり、全体的に資金需要が強い。ただ、外銀は為替ス ワップを使って円調達が進んでいるとの指摘があるほか、日銀が大規模な資金供 給を実施するとの期待もあり、金利は徐々に低下するとみられている。

27日の無担保コール翌日物の加重平均金利は0.1ベーシスポイント上昇の

0.507%だった。月末決済前に銀行協会に預ける現金担保需要が強い中、0.51-

0.52%で下げ渋った。昼前からは徐々に落ち着き、0.51%から0.50%に低下し た。30日スタート分は0.65%を中心に0.6%台の取引が目立った。ユーロ(オ フショア)円は0.80%程度、レポ(現金担保付債券貸借)は0.72-0.73%だっ た。

四半期末決算を行う国内銀行が増えているほか、外銀は中間決算でドルの需 要が強く、為替スワップを通じて円にも調達圧力が強まりやすい。ただ、早めに 資金を手当てしている金融機関も多いうえ、前週末はドルから円を調達した場合 の円転コストが低下し、外銀の資金手当てが進んだとの指摘も聞かれている。

インターバンクの市場関係者によると、30日分のレポ取引では国内大手証 券の資金需要が0.65%付近に残っている様子だったが、一部メガバンクから

0.70%付近の運用意欲も出ていたという。円転コストが低下した局面では、外銀 の調達ポジション(持ち高)も軽くなり、0.7%台を取り上がるような展開には ならないと予想する。

各金融機関が日銀に預ける担保の範囲内で資金を借りられる日銀補完貸付 (ロンバート型貸出)の適用金利は0.75%で、取引金利の上限として意識され ている。前週末は同制度の利用が200億円発生したが、コール市場参加者の間で 資金調達が難しくなる様子は見られなかった。

1兆円の供給を予想-準備預金6.2兆円

午前9時20分の定例金融調節が見送られた場合、当座預金は4000億円増加 の9兆5000億円程度、準備預金(除くゆうちょ銀)は1兆円増の6兆2000億円 程度になる見込み。市場では8000億-1兆円程度の資金供給を予想する声が多 いようだ。

準備預金の残り要積立額(1日平均4兆3900億円)と積み終了先(27日は 2300億円)から推計した実質的な中立水準は4兆6000億円程度とみられる。

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