欧州債(27日):週間で4カ月ぶり大幅上昇-株安などで国債需要増

今週の欧州債相場はここ4カ月で最大の上げ となった。株式相場の下落に加え、石油価格の大幅上昇や金融機関の追加評価損へ の懸念が再燃したことを受け、安全投資としての国債需要が高まった。

独2年債利回りは3週間ぶりの水準に下げた。原油相場は初めてバレル当たり 142ドルを突破。欧州の株式指標のダウ欧州株価指数は週間ベースで4週連続安と なった。英銀バークレイズが信用関連の評価損を吸収するためさらに90億ポンド の増資が必要となる可能性があるとの見方を、米シティグループが明らかにした。 この日発表された6月のユーロ圏景況感指数も低下した。

RIAキャピタル・マーケッツ(エディンバラ)のストラテジスト、ニコラ ス・スタメンコビッチ氏は「短期債をはじめとする国債は質への逃避から恩恵を受 けている」と述べ、「原油相場が最高値圏にあり、金融市場の追加評価損が見込ま れるなかで、リスク志向は減退している」と指摘した。

ロンドン時間午後4時43分現在、2年債利回りは前日比2ベーシスポイント (bp、1bp=0.01%)下げ4.44%となった。前週末比では17bp下げ、2 月29日終了週以降で最大の低下となった。同国債(2010年6月償還、表面利率

4.75%)価格は前日比0.03ポイント上げ100.55。10年債利回りは4.52%と ほぼ変わらず。前週末比では12bp低下した。

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