髙島屋:3-5月は減収減益、衣料が低迷-通期売上高を下方修正(3)

国内百貨店3位の高島屋が27日発表した第 1四半期(2008年3-5月)の連結決算によると、純利益は前年同期比1.4%減 の45億円だった。主力の百貨店事業で高額品や衣料品の販売が低迷したことが 響いた。販売基調が弱いことから、今期(09年2月期)の連結営業収益(一般 企業の売上高に相当)の予想を小幅下方修正した。

第1四半期の連結営業収益は同3.1%減の2402億円、営業利益は同7.9%減 の76億円だった。不動産事業、金融業は増収増益だったものの、百貨店事業は 減収減益。食料品の売上高は前年同期を上回ったが、婦人衣料が同4.8%減、美 術・宝石・貴金属が同7.8%減と大きく落ち込んだ。改装前の売り場縮小で前年 同期のハードルが低かった新宿店を除き全店がマイナスだった。

増田容久・企画本部財務グループ長は「4、5、6月と非常に悪い売り上げ。 基調の厳しさはここしばらく続くだろう。株価低迷、物価高騰などの面からみて 消費マインドが回復することは当面期待できない」と説明した。今期の営業収益 は従来予想の1兆655億円から1兆475億円に下方修正した。

今期の連結営業利益は前期比6.1%増の400億円と6期連続で過去最高を見 込む。「会社を挙げて経費削減を進めている」(増田氏)ほか、地下鉄副都心線 の開業による新宿店への集客効果、3月にオープンした食品特化業態「フードメ ゾン新横浜店」などが寄与する。前期に計上した特別損失がなくなることもあり、 純利益は同26%増の235億円となる見通し。

副都心線効果は順調

新宿店は、14日に開業した地下鉄副都心線による集客効果が計画通り出て いる。増田氏によると、開業から25日までの売上高は前年の同期と比べ2けた の伸びが続いており、来店客数も15-6%増となっている。開業効果をもう少し 見極めたいとして、新宿店の今期売上高目標(835億円)は変更していない。

高島屋の株価終値は前日比2円(0.2%)高の976円。

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