ベトナムのインフレ率、年内に鈍化し始める公算大-米JPモルガン

ベトナムのインフレ率は、食品価格の落ち 着きと経済成長減速に伴い、年末までに鈍化し始める公算が大きい。米銀JP モルガン・チェースが26日付の顧客向けリポートで見通しを明らかにした。

同日発表されたベトナムの6月のインフレ率は前年同期比26.8%と、5月 の25.2%を上回った。同国のインフレ率は2007年1月以来上昇を続けている。 前月比では2.1%上昇。5月は同3.9%上昇だった。

JPモルガン・チェースのエコノミスト、マシュー・ヒルデブラント氏(シ ンガポール在勤)はリポートで、「主にコメの値下がりを反映し、前月比上昇率 は5月から減速した」と指摘。「月間のインフレ上昇率はずっと穏やかになって 安定化に向かい、年内には前年比で若干低下するはずだ」との見方を示した。

ズン首相は今週のインタビューで、インフレ率が2010年までに1けた台に 低下するとの見通しを示した。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ (S&P)は先週、インフレ鈍化に加え、ベトナムの貿易赤字の縮小傾向を受 けて、過熱した経済に関する投資家の懸念が後退する可能性を指摘していた。

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