【個別銘柄】輸出株、東電、ソニー、スター精、アイフル、アバコーポ

27日の日本株市場における主な材料銘柄 の動きは以下の通り。

輸出関連株:トヨタ自動車(7203)の終値は前日比1.9%安の5070円。米 国で金融不安が拡大しているうえ、原油先物が過去最高値を更新したことから、 米景気の先行きが警戒されている。為替相場ではドル安・円高傾向となってお り、輸出採算性の観点からも売りが先行した。

東京電力(9501):3.5%高の2630円と続伸。9月をめどに電気料金の算 定方法を見直し、来年1月以降の料金に反映させていく考えを26日に正式表 明。野村証券は26日、減配リスクが後退したとして投資判断を「4(ウエー ト下げ)」から「3(中立)」に引き上げた。関西電力(9503)も1.7%高の 2395円。東証1部電気・ガス指数はTOPIXのプラス寄与度1位。

ソニー(6758):4.4%安の4840円と反落。2011年3月期までの新中期 経営方針を発表。ROE(株主資本利益率)の10%確保を目標に加え、前中 期計画で達成できなかった営業利益率5%は新計画でも「収益性のベースライ ン」とした。ただ株価は前日に期待先行で2.9%上昇していただけに、想定通 りの内容にさらに買い進む動きは見られなかった。

スター精密(7718):5.2%安の1678円と大幅続落。円高に伴う海外収益 の目減りに加え、主力の工作機械が欧州でも売り上げを落としたため、3-5 月期(第1四半期)の連結営業利益は前年同期比13%減の28億円となった。

アイフル(8515):6.5%安の1205円。一時9.5%安の1167円まで下げ、 連日で上場来安値を更新。同社の不良債権問題を指摘しているリーマン・ブラ ザーズ証券に対して、法的措置視野に入れた対応を検討していると発表。リー マンは23日付のリポートで、アイフルの債務返済能力に疑問を呈していた。

アーバンコーポレイション(8868):13%安の298円と急落。転換社債型 新株予約権付社債(CB)を300億円発行すると発表。潜在株式の増加で1株 当たり株式価値の希薄化が進むとみられた。同社では発行によって調達した資 金を借入金の返済に充てるとしている。

日本水産(1332):6.9%高の514円と急騰。メリルリンチ日本証券は26 日、投資判断を「アンダーパフォーム」から「買い」、目標株価を400円から 560円に引き上げた。

新興不動産:パシフィックホールディングス(8902)が8.2%安の4万 4450円。東証1部値下がり率上位にはアトリウム(8993)、ジョイント・コ ーポレーション(8874)など新興不動産株が並んだ。クレジット・デフォルト スワップ(CDS)市場では、信用不安からきのうの欧米市場やきょうの日本 市場で社債保証コストが上昇。スルガコーポレーションが24日に民事再生法 を申請したこともあり、リスク回避の動きが強まった。

久光製薬(4530):2.3%高の4550円。一時3.4%高の4600円まで上昇 し、上場来高値を更新。開発中の経皮吸収型持続性がん疼痛治療剤を26日付 で新薬承認申請したと発表した。

グッドウィル・グループ(4723):18%安の4610円とストップ安(値幅 制限いっぱいの下落)比例配分。2万7000株の売り注文を残した。日雇い派 遣事業を手掛ける子会社グッドウィルの廃業を決定したと25日に発表。2営 業日連続でストップ安比例配分となっていたが、この日は3日ぶりに取引時間 中に売買が成立。しかしその後再び売り気配となった。日雇い事業を手がける フルキャスト(4848)も一時10%安の3万4900円と、ストップ安を付けた。

ダイキン工業(6367):3.2%安の5510円と反落。同社と中国子会社との 取引に絡み、大阪国税局が移転価格税制に基づく更正通知を行った。追徴課税 額は地方税などを含め計35億円で、ダイキン側は税当局の決定に納得できな いとして異議申し立てを行う構え。会社側は今期業績予想に同追徴分を織り込 んだとしているが、今後の展開が不透明なため、売りが優勢となった。

ダイエー(8263):3.3%安の670円。ガソリン高や生活必需品の値上げ が相次ぎ、個人消費の減退懸念から6月半ば以降下げが続いている。26日に は、大阪証券取引所など国内4市場に上場廃止申請を提出する意向を示した。

松田産業(7456):2.8%高の2595円。大和総研は26日、貴金属関連事 業での販売量拡大などで4-6月業績は保守的な会社計画を上回ると判断し、 投資判断を「2(アウトパフォーム)」から「1(買い)」に引き上げた。

コーエー(9654):3.7%高の1355円。クレディ・スイス証券は26日、 投資判断を「中立」から「アウトパフォーム」、目標株価を1700円から1800 円に引き上げた。

東邦チタニウム(5727):1.0%安の2055円と4営業日続落。朝方に

5.4%安の1964円まで売り込まれ、2005年7月5日以来、およそ3年ぶりの 安値を付けた。航空機や一般工業向けに金属チタンの世界需要が拡大しており、 チタンメーカーが各国で増産計画を発表している。急激な供給量増大で来期は チタン需給が緩むと言われ、販売価格の低下が懸念された。

ドワンゴ(3715):2.1%高の24万7000円と反発。会員制のタクシー予 約事業を手掛ける子会社のトラン(東京・新宿)を売却し、経営資源を動画投 稿サイト「ニコニコ動画」など中核事業に集中すると発表。収益性と事業効率 が改善するとの期待から、買いが優勢となった。

アルバイトタイムス(2341):21%安の92円と急落。米景気後退懸念など から企業の労働力確保に向けた動きが減速、大手人材サービスからの雑誌掲載 も減り、3-5月期(第1四半期)の連結純損益は6000万円の赤字となった。

エフアンドエム(4771):2.5%高の2万1010円と反発。発行済み株式総数 の3.36%に相当する5000株を上限に自社株買いを行う。取得期間は6月27 日から来年6月24日までで、上限金額は1億5000万円。

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