外為証拠金取引:ボーナス資金の流入は期待薄い-GCIキャピタル

外国為替証拠金取引(FX)サービス事業 を傘下に持つGCIキャピタルの村田雅志チーフエコノミストは27日、ブルー ムバーグ・テレビジョンとのインタビューで、個人投資家のFX向け投資は伸 びが鈍化しており、ボーナス資金の流入もあまり期待できないとの見通しを示 した。コメントの詳細は以下の通り。

FX会社8社の預かり金について:

「昨年1月から6月まで猛烈な勢いで増えていたが、その後、8月の円高 進展で、かなり減少している。これは、顧客の損失を意味するが、その後も戻 しはしているものの、ことしの5月まで見ても、3月の円高もあり、昨年前半 に比べると預かり金の伸びはだいぶペースが鈍化している。業界の頭打ち感が 生じている」

個人投資家の損益状況について:

「当社が算出するFXを行う個人投資家の損益状況を示す指数をみると、 昨年2月から3月にかけて、たんたんと増えていたが、円高の進展で急激に落 ち込み、足元では伸び悩みの状況となっている。通貨別にみると、ドル・円が かなり低迷しており、ことしの春先の水準も回復できていない状況にある一方 で、高金利通貨の方はかなり順調に増えている」

ボーナス資金について:

「ボーナス時期で、株も債券もFXも非常に期待があるが、足元をみると、 FXに大きく資金がシフトしている様子はみられない。FXは一般的にリスク の高い商品という認知があるため、ボーナスのごく一部を振り向ける程度にと どまっている」

個人投資家のリスク姿勢について:

「リスクを取りに行く投資家は、流動性の高いドル・円に投資する傾向が 強いが、損益面でかなり苦戦している状況が見受けられ、高金利通貨を狙う戦 略が有効とみられている。個人投資の間では、為替差益を狙う投資スタイルよ りは、じっくりと余裕を持って金利を狙いに行くというスタイルが主流になり つつある」

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