米AIG:保険子会社の証券貸し出し部門の損失、最大50億ドル吸収へ

世界最大の保険会社、米アメリカン・イン ターナショナル・グループ(AIG)は、保険子会社12社のセキュリティーズ・ レンディング(証券貸し出し)部門が過去1年間でサブプライムローン(信用 力の低い個人向け住宅融資)に関連した計130億ドル(約1兆3900億円)の評 価損に見舞われたのを受け、最大50億ドルの損失を吸収する方針だ。

AIGの生保・退職サービス担当バイスプレジデント、クリストファー・ スイフト氏がインタビューで明らかにした。当初は5億ドルの損失吸収を計画 していた。AIGはまた、子会社の一部に資本を注入する方針。規模は明らか にしていない。

テキサス州の監督当局は、AIGが証券貸し出しビジネスで得た現金をサ ブプライム関連資産に投資していたことについて、事実を把握していなかった と説明。同社の保険子会社が将来の損失を補うのに十分な資金を確保していな いことに懸念を示している。

証券貸し出し部門の評価損は、AIGが過去3四半期で計上した計380億 ドルの評価損(税引き前)の一部。380億ドルの評価損の内訳は、200億ドルが クレジット・デフォルトスワップ(CDS)、180億ドルが住宅ローン担保証券 (MBS)と資産担保証券(ABS)だった。住宅ローン関連資産の大半は、 証券貸し出し部門の資産として計上されている。

証券貸し出しとは、銀行や証券会社がヘッジ取引などのために自己または 顧客勘定で必要としている有価証券を貸し出すビジネス。AIGの生保子会社 は保険料収入を株式や債券に投資しているが、利益をさらに拡大するため、購 入した有価証券を証券貸借市場で貸し出している。

-- Editor: Larry Edelman, Tim Quinson

--* 参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 柴田 広基 Hiroki Shibata +81-3-3201-8867 hshibata@bloomberg.net Editor: Fumihiko Kasahara 記事に関する記者への問い合わせ先: Miles Weiss in Washington at +1-202-624-1899 or mweiss@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Larry Edelman at +1-617-210-4621 or ledelman3@bloomberg.net

企業別ニュース:

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE