中国人民元:ドル・ペッグ制廃止後の最高値近辺-元高加速の観測

27日の中国外国為替取引では、人民元が 対ドルで上昇し、2005年のドル・ペッグ(連動)制廃止後の最高値近辺で推 移している。中国人民銀行がインフレ抑制に向けて、元高を一段と進める兆候 に反応した。

元高が加速すれば輸入コストの低下につながることから、中国は今年に入 り、人民元がドルに対し6.4%上昇するのを容認してきた。政府がガソリンと ディーゼル油の価格を少なくとも17%引き上げたことを受け、温家宝首相は 今週、国内の「過度に急速な」物価上昇を抑制すると表明した。

広東発展銀行の為替トレーダー、ホアン・イ氏(広州在勤)は、「人民銀 はインフレ抑制のため、人民元上昇を容認する必要がある」と指摘。「7-9 月(第3四半期)には元上昇ペースが加速すると予想している」と述べた。

中国外国為替取引システム(CFETS)によると、人民元は上海時間午 前9時50分(日本時間同10時50分)現在、1ドル=6.8627元。前日は

6.8657元だった。人民元は4-6月期に入り、対ドルで2.2%上げている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE