アジア企業の今年の社債発行額、60%減少-景気減速と信用危機が響く

アジア企業によるドルやユーロ、円建て社 債の発行額は今年に入り60%減少している。インフレ上昇と景気減速が信用需 要に水を掛けた。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたデータによると、インド最大の亜鉛 生産会社、ベダンタ・リソーシズなどのアジア企業が年初来発行した社債総額 は103億6500万ドル(約1兆1100億円)。前年同期は256億3200万ドル だった。このうち償還期限が5年以上の社債が全体に占める割合は47%と、80 %に近かった前年同期から縮小した。

デフォルト(債務不履行)増加や金利上昇、インフレ加速が見込まれるな か、特に投資不適格(ジャンク)級のアジア企業にとって、3年物より長期の 社債発行は一段と困難になりつつある。

BNPパリバのクレジット調査担当ディレクター、ブレット・ウィリアム ズ氏(香港在勤)は「金利見通しに対する不透明感から見て、より償還期間の 短い社債が好まれている」と指摘した。

ブルームバーグのデータによれば、今年1-6月(上期)のドルやユーロ、 円建ての投資適格級アジア社債の発行額は43億3000万ドル、ジャンク級社債 の発行額は17億5000万ドル。

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