短期市場:月末コール0.6%半ば、円転コスト低下が影響-レポ高止まり

午前の短期金融市場では、無担保コールの 月末・月初物(6月30日-7月1日)が0.6%台半ばから後半に低下している。 為替スワップの円転コスト低下で外国銀行の調達が引く一方、地方銀行や一部投 資家から運用が出ている。一方、月末のレポ(現金担保付債券貸借)は0.7%台 前半で高止まりしている。

月末30日スタートの翌日物(トムネ)は0.65-0.68%付近。前日は0.7% 台だった外銀の調達が引き下げられている。大手証券や信託銀行の調達も見られ、 地銀などが運用に動いているもよう。前日から生保や損保の運用も指摘される。 大手行の調達希望は0.60%近辺。

インターバンクの市場関係者によると、外銀の調達は円転が効いている影響 とみられ、まとまった資金が確保できるわけでもないだろうが、金利水準は低下 する展開になっており、比較的落ち着いた取引だという。

外国為替市場では原油高や米景気懸念からドル安が進行。ドルの先安観が強 まると、ドル・円の為替スワップはドル投円転が効く方向に需給が振れやすい。 ただ、6月末は外銀の中間決算でドルの需要も強いとみられ、確保できる資金は 限られるとの見方もある。

レポは、月末30日スタート分が0.72―0.73%程度で横ばい。資金運用に慎 重な銀行が多く、月末当日まで手当ての需要が残る可能性もある。ただ、国内大 手金融機関の資金担当者は、このままコールレートが落ち着けば、月末当日に

0.7%を超えることはないのではないかとみていた。

日銀は前日まで2日連続で、期日7月1日の本店共通担保オペを実施してい るが、最低金利は0.64%と3月以来の水準で高止まりしている。引き続き潤沢 な供給オペが期待されるほか、四半期末の資金繰りが固まった投資家の運用資金 が徐々に増える可能性もある。

翌日物の平均0.51%付近

午前の無担保コール翌日物の加重平均金利は、26日の0.506%に対して

0.51%付近で推移している。国内銀の調達が0.505%、外銀の調達は0.515-

0.52%から0.51%に落ち着いてきている。27日は資金需給の余裕幅がやや縮小 する一方、月末決済の現金担保の需要は高まる。

日銀は朝の定例調節を見送った。準備預金(除くゆうちょ銀)は前日比 3000億円減の5兆2000億円程度。月末を控えて超過準備がやや膨らんでおり、 残り要積立額(1日平均4兆4700億円)などから推計した実質的な中立水準は 4兆8000億-9000億円程度とみられる。

金先大幅続伸-中短期金利に低下圧力

午前のユーロ円金利先物相場は大幅続伸(金利は低下)。米国の信用不安再 燃と原油高、ドル安・円高を受けて景気懸念が強まり、株価が大幅安。利下げ観 測の後退で米短期債の買い戻しが続き、国内でも中短期金利に低下圧力がかかっ ている。朝方発表された消費者物価は予想をやや上回る一方、鉱工業生産はほぼ 予想範囲内だった。

中心限月2009年3月物は前日比0.025ポイント高い99.000で取引を始め、 一時0.050ポイント高の99.025と、5月12日以来の高値をつけている。期先に 影響を与える新発2年債利回りは一時5ベーシスポイント低下の0.775%。2年 スワップは1.20%付近と、前日のレンジ1.24-1.26%程度を下回っている。

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