米FRBが銀行への投資ルール見直し、ファンドと協議―資本増強で

米連邦準備制度理事会(FRB)の複数の当 局者は、米国内の銀行システムへの資本注入を増やす対策の一環として、銀行に 対する投資会社の持ち株規制の見直しを進めている。

米銀行協会(ABA)の規制政策担当シニアバイスプレジデント、マーク・ テンハンドフェルド氏はインタビューで、FRBが「改善できる条項がないかル ールを見直している」と述べた。

同氏は「投資に何らかの障壁がないかを当局がチェックしていることが、わ れわれにとって好ましいことははっきりしている」と指摘。FRBの顧問を務め るスコット・アルバレス氏が見直しについて発言していたことを明らかにした。

ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙は先に、アルバレス氏のコメ ントを報じていた。

カーライル・グループの広報担当者、エレン・ゴンダ氏は、FRB当局者が 同社担当者と会ったことを確認した。同氏は「継続的な対話が行われている」と し、「当局者らが政策について民間セクターの意見を求めることは珍しいことで はない」と述べた。

WSJは、今回の事情に詳しい複数の関係者の話を引用し、FRB当局者が JCフラワーズやコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)、ウォーバー グ・ピンカスとも協議したと報じていた。

KKRの広報担当者、ルース・パックマン氏は、コメントを控えた。

現行のFRBのガイドラインでは、ファンドによる銀行株の保有比率を議決 権ベースで9.9%までに制限している。この水準を超えて銀行株を保有するファ ンドや個人はFRBに対し、経営権のない「受動的投資家」の枠を出ないと誓約 しなければならず、その場合も保有率の上限は24.9%だ。誓約しない場合は、 投資会社または個人は、銀行持ち株会社を創設しなければならない。

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