英バークレイズ:インフレ率見通しを上方修正-日本株買いを推奨

英銀バークレイズの投資銀行部門、バーク レイズ・キャピタルは26日、食品や燃料価格上昇を理由に2008年のインフレ 率見通しを1ポイント余り引き上げるとともに、09年の見通しも上方修正した。

バークレイズ・キャピタルのマネジングディレクター兼調査部門責任者、 ラリー・カンター氏はニューヨークで記者会見し、「金融当局者や金融市場の焦 点は3月以降、大幅にシフトした」とし、「現在は前例のない商品高とそれに伴 うインフレ率の急上昇に見舞われており、それが世界の経済成長に対する中期 的なリスクを示している」と指摘した。

バークレイズは08年のインフレ率見通しを5%と、これまでの3.9%から 引き上げ、09年についても3.7%(従来は3%)に上方修正した。米労働省が 13日発表した5月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比4.2%上昇と、 前月の3.9%上昇から加速している。

同社はインフレリスクのヘッジとしてインフレ連動債(TIPS)の購入 を勧めている。カンター氏は、インフレ圧力の増大にさらされているアジアの 途上国の株式よりも日本株を買うよう推奨した。同社は、長期債に比べインフ レの影響を受けにくい短期債を好む姿勢を示している。

同社の予想によると、米金融当局は年内にフェデラルファンド(FF)金 利誘導目標を2.5%と、現在の2%から引き上げる見通しだ。

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