ECBのシュタルク理事:インフレ期待の抑制が欧州中銀の主要課題

欧州中央銀行(ECB)のシュタルク理事は 26日、ECBは「インフレ期待をしっかりと抑制すること」を主要課題とみて いるとの見解を示した。

シュタルク理事はドイツのアウグスブルクで、「現在、インフレ期待の上振 れ傾向が認められる」と指摘。「比較的短期のインフレ期待に関しては驚くほど ではないが、中期的なインフレ期待が高進し始めた場合は問題になるだろう」と 説明した。

ECBのトリシェ総裁は25日、ユーロ圏のインフレ抑制を目指し7月に

0.25ポイントの利上げを実施する可能性をあらためて示した。

ユーロ圏のインフレ期待の指標であるフランスの5年物インフレ連動債のブ レークイーブン・レートは26日、2.52%と、3月の2.12%から上昇しており、 利上げの脅威はインフレ期待の抑制につながっていない。

5月のユーロ圏物価は前年から3.7%上昇しており、シュタルク理事は「懸 念材料」だと指摘。ECBは原油や商品相場の上昇を食い止めることはできない が、賃金と物価のスパイラルが起きないよう「予防する必要がある」と強調した。

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