米国株を買って保持の戦略通用せず、変動率が高過ぎる-ビリニー氏

米資産運用会社ビリニー・アソシエーツ のラズロー・ビリニー社長は米国株の値動きが激し過ぎるため、買って保持し ておく戦略は「通用しない」と述べた。

同社長は25日、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「投 資家はこのボラティリティに失望させられ、非常に率直に言えば、うんざりさ せられるだろう。今はトレーディングを繰り返さないといけない相場で、買っ て保持する相場ではない」と語った。

S&P500種株価指数は過去6日間、反落と反発を繰り返しており、26 日はニューヨーク時間午後零時52分現在、前日比2.2%安の1292.34で推 移している。S&P500種の予想変動率の指標であるシカゴ・オプション取引 所(CBOE)のボラティリティ指数(VIX)は11%上昇。月初からは 30%上昇している。

米自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)は前日比10%安の11.47 ドルと、過去46年で最低水準。ブルームバーグが集計したデータによると、 3カ月物GM株オプションのインプライド・ボラティリティ(IV、予想変動 率)は今週、2005年以来の水準に上昇した。同業フォード・モーターのIV は3カ月ぶりの高水準。

株式の空売りファンドを運営するキニコス・アソシエーツのジェームズ・ チャノス社長は25日、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、G Mとフォードは連邦破産法11条に基づく保護適用下での方が事業がうまくい く可能性があると指摘。「事業清算ではなく、破産法適用を申請して更生すれ ば戦機は出てこよう」と話した。キニコスは2001年にエネルギー会社エンロ ンが破たんする前に空売りを仕掛けていた。

ブルームバーグが集計したデータによると、GMの運転資本は1-3月 (第1四半期)末で109億ドルの赤字、フォードは904億ドルの赤字になっ ている。チャノス社長は両社の運転資本は「悲惨な状況」になっており、現金 収支に注目している投資家は状況を見誤っているとの認識を示した。

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