「iPhone」の新機種、初代製品購入者にも魅力的-7月一斉発売

2007年6月、米アップルが発売した「iP hone(アイフォーン)」を買うために数千もの人々が列を成した。ブラッド リー・ウィルソン氏もその1人だ。同氏は来月、アップルがより高速で安価な新 モデルを発売する際、再び店舗の前に並ぶつもりでいる。

韓国のサムスン電子などライバル企業がより低価格の対抗機種を発売するな か、アップルのスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)は、携帯電話市 場に参入して1年が経過した今、199ドル(約2万1500円)の端末で顧客獲得 を狙っている。最高で599ドルを支払った初代アイフォーンの利用者は、新モデ ルの最初の購入者には自分たちも含まれるだろうと語る。

出版会社ナショナル・ジオグラフィックの社員であるウィルソン氏は、「値 下げは大変うれしく、アイフォーンをできるだけ多くの人に利用してもらいたい というアップルの望みも理解できる」と述べた。同氏が現在利用している初代モ デルは家族が大変欲しがっており、譲るかもしれないと話す。「もし再び昨年と 同額支払わなければならないとしても、私は買うだろう。それだけの価値はあ る」という。

昨年6月29日の発売以来、アイフォーンは600万台以上売れ、今年5月に は完売状態となった。ウィルソン氏のような熱烈なファンに加え、他機種からの 乗り換えなどで、今年の販売は1000万台に到達するとみられる。これにより、 アップルは世界の携帯電話市場で1%のシェアを獲得しそうだ。米調査会社ガー トナーによれば、業界最大手フィンランドのノキアは07年、4億3550万台を販 売した。

この新機種「iPhone3G」は、高速の第3世代(3G)ネットワーク に対応し、通信速度は初代製品の2倍となる。全地球測位システム(GPS)機 能などを搭載し、7月11日に世界同時発売される。

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