ニッセイ基礎研の阿部氏:社会保障費削減による医療への悪影響大きい

ニッセイ基礎研の阿部崇副主任研究員は 26日、ブルームバーグテレビジョンのインタビューで、経済財政改革の指針と なる2008年の「骨太方針」でなどについて次のように語った。

骨太方針に示された社会保障へ対する政府の姿勢:

「原案では2200億円の自然増の削減を維持したことは一定の評価ができ る。また医師不足など細かな問題にも触れたことを評価できる。ただ削減につ いては明日の閣議決定を控えて、いろいろあるのではないかと思っている」

7月に公表する「5つの安心プラン」では長寿医療制度や医療体制の強化が具 体化するか:

「高齢者支援、医療体制強化、子育て支援、非正規雇用の改善、年金記録 問題などはすべて緊急な対策が必要。同時に行われている社会保障国民会議が 現場の声を拾っているので、それを受けて骨抜きにならないようにまとまるこ とを期待している」

2200億円の削減は:

「従来問題になっていた社会的入院の解消や、薬の使い方、老人医療を動 かす一定の契機にはなったが、医療の現場に与えた悪影響はあまりにも大きか った。2200億円を削減するのはいいが、地域の医療システムをあまりいじめな いような形で予算を考えていくべきだ」

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