【個別銘柄】Gウィル、マルニチH、電池関連、商社、ボーイング関連

26日の日本株市場における主な材料銘柄 の動きは以下の通り。

グッドウィル・グループ(4723):前日比15%安の5610円と連日のスト ップ安(値幅制限いっぱいの下落)比例配分。約10万8400株の売り注文を残 した。日雇い派遣事業を手掛ける子会社グッドウィルの廃業を決定したと発表。 罰金を納付したことにより、厚生労働省がグッドウィルの労働者派遣事業の許 可を取り消す可能性が高く、事業の継続・譲渡が困難になったため。

マルハニチロホールディングス(1334):4.6%安の165円と6日続落。 一時6.4%安の162円まで下げ、約2カ月ぶりの安値水準を付ける場面があっ た。子会社が中国産ウナギを国産と偽って販売したうえ、子会社社員が口止め 料とみられる現金を受け取っていたことも判明。企業のコンプライアンス(法 令順守)面を重視する機関投資家などからの売りが止まらなかった。

三菱商事(8058)などの大手商社株:三菱商事は2.6%安の3420円となり、 卸売指数はTOPIXの下落寄与度1位。週間の米国在庫が6週間ぶりに増加 したことで、25日のニューヨーク原油先物相場は前日比2.45ドル(1.8%)安 の1バレル=134.55ドルと4日ぶり反落。利益上積み期待が後退した。新日本 石油(5001)などの石油株も安い。

イーピーエス(4282):4.1%安の47万円と急落。最大で普通株式5500 株(オーバーアロットメントによる上限500株を含む)の売り出しを実施する と発表した。売り出し価格は未定。

オリコン(4800):13%高の3万4350円とストップ高。光通信(9435) は25日、オリコンの株式を16日と25日に計7817株を取得したと発表した。 発行済み株式に対する割合は5.00%。光通信の広報・IR課の金野太一氏は 今回の取得について、「長期保有を目的とした投資」と説明した。

佐鳥電機(7420):4.8%安の826円と反落。制御機器など国内の設備投 資低迷の影響を受け、2008年5月期の連結業績は従来予想を下回ったようだ と発表。営業利益は従来予想比7.7%減の36億円になる見通し。

ボーイング関連:三菱重工業(7011)は2.9%安の531円。そのほか川崎 重工業(7012)、東レ(3402)といった米航空機大手ボーイング関連の銘柄が 下落して出来高上位に並んだ。ゴールドマン・サックス・グループは米国時間 25日、ボーイングの投資判断を「中立」から「売り」に引き下げた。マクロ 経済の減速と原油高によってエアラインのファンダメンタルは急速に悪化して おり、航空機産業は深刻な問題に直面しているとの見方だ。

ユー・エム・シー・ジャパン(6939):14%高の8200円とストップ高比 例配分。3059株の買い注文を残した。発行済株式総数の30%に相当する30万 株、金額にして30億円の自社株買いを実施すると発表した。

ツムラ(4540):4.8%高の2710円と続伸。一時は5.0%高の2725円ま で買い進まれ、2007年5月1日に付けた高値水準に並んだ。医療用漢方薬の 需要拡大を追い風に足元の業績は好調に推移している。社会の高齢化が進むな か、安定成長できる銘柄として幅広い投資家層から買いが入っているようだ。

クリエイト・レストランツ(3387):9.9%安の366円と大幅安。一時 18%安の332円まで下げ、52週安値を更新した。名古屋市のしゃぶしゃぶ食 べ放題「しゃぶ菜」大高店で、3月下旬から6月初旬にかけて、しゃぶしゃぶ 用スライス肉の一部で、残って下げられた追加皿を、1日数回から最大10回 程度、他の客に再使用したケースがあったと発表した。

ルネサンス(2378):2.7%高の455円と5日続伸。三菱地所(8802)の 子会社であるリーヴ・スポーツと8月1日付で合併すると発表。ルネサンスを 存続会社とする吸収合併で、ルネサンスは141万9000株を新たに発行し、三 菱地所に対してリーヴ株1株につきルネサンスの330株を割り当てる。

ブイ・テクノロジー(7717):5.5%高の26万8000円と急騰。26日付の 日刊工業新聞は、同社が太陽電池製造装置市場に参入すると報道。8月に高速 処理が可能な結晶シリコン向けの絶縁溝加工用「レーザースクライブ装置」を 発売し、2009年3月までに薄膜シリコン向け同装置を商品化するという。同 社は26日午後、「5月27日の決算説明会で説明した通り、2009年までに太 陽電池製造装置の開発・商品化を行うための技術開発を進めている」とのコメ ントを発表。

電池関連:ジーエス・ユアサ コーポレーション(6674)が8%安の539 円と東証1部の出来高1位で急落したほか、東京製綱(5981)、古河電池 (6937)など電池関連銘柄は軒並み大幅安。急上昇してきた反動のようだ。明 和証券の矢野正義シニア・マーケットアナリストは、GSユアサの株価動向に ついて「過去1週間の動きを見ると520、530円近辺がポイント。この水準を 割り込むと買い方は苦しくなるだろう」と指摘。

SJホールディングス(2315):11%高の2万9550円。一時は2万9570 円とストップ高を付けた。中国子会社の債権について貸倒引当金を計上してい たが、債権補償としての不動産登記を実施して債権の回収が完了。これに伴う 会計評価の見直しにより、特別利益が発生する可能性があると発表した。同時 に、発行済み株式の4.12%に相当する2万株(金額8億円)を上限に自社株 買いを実施すると公表。

野村ホールディングス(8604):1%安の1625円。26日付の朝日新聞朝 刊によると、金融庁は、元社員によるインサイダー取引事件が起きた野村証券 に対して、近く業務改善命令を発動する方針を固めた。企業合併・買収(M& A)に関する未公開情報の管理体制や社員研修など、インサイダー取引を防止 するための社内体制が不十分だったと判断したという。

日本電設工業(1950):2.2%高の964円。一時2.9%高の970円まで買い 進まれ、1997年1月24日以来、約11年5カ月ぶりの高値を付けた。ガソリ ン高を背景に、自動車や航空機による輸送を鉄道輸送に切り替える「モーダル シフト」が検討されはじめている。電気工事トップの同社は関連銘柄の一角と みられ、受注増加を期待する向きから買いが続いたようだ。

イズミヤ(8266):2.2%高の615円。衣料品や家電を中心に売り上げが 低迷し、第1四半期(3-5月)利益の8月中間期計画に対する進ちょく率が 低かった。このため朝方は安かったが、中間期と2009年2月通期の業績予想 を据え置いていることから、すぐに上昇転換した。

CSP(セントラル警備保障)(9740):1.5%安の1037円と続落。都心 部の大型オフィスビルで常駐警備を受注、足元の業績は計画通り順調に推移し ているが、成長が期待される機械警備の伸びが鈍化、解約も出ているため、売 りが先行した。

高島屋(8233):3%安の974円と、終値ベースでは2005年6月30日以 来、約3年ぶりの大台割れ。個人消費の減退が警戒されるなか、小売りセクタ ーのポートフォリオを見直す機関投資家が増えている。業績モメンタム(勢 い)が最も悪い百貨店の株を売り、コンビニエンスストア株に資金を振り向け る動きが出ているとの見方が出ていた。

テクノメディカ(6678):5.1%高の26万9000円。三菱UFJ証券は25 日、投資判断を新規に「アウトパフォーム」とした。

シスメックス(6869):5.1%高の4330円。三菱UFJ証券は25日、投 資判断を新規に「強いアウトパフォーム」とした。

イナリサーチ(2176):14%安の29万5000円とストップ安。同社はジャ スダック市場に前日新規株式公開(IPO)し、公開価格(18万円)を67% 上回る30万円の初値を付けた。前日終値は34万5000円。しかしこの日は一 転して売りが先行、短期資金の逃げ足の速さがうかがえた。同社は医薬品の非 臨床試験受託を手がける。

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