みずほコーポ銀の佐藤氏:原油先物は夏場に160ドルまで上昇も

みずほコーポレート銀行の佐藤隆一チーフ テクニルアナリストは、26日のブルームバーグテレビジョンのインタビューで、 ドライブシーズンに入った夏場にニューヨーク原油先物価格が1バレル当たり 160ドルまで上昇する可能性もあると指摘した。インタビューでの主なコメント は以下の通り。

直近の原油先物相場をどうみるか:

「対ユーロに対するドルの為替水準と原油先物価格の相関性が高い。24- 25日に開かれたFOMC(米連邦公開市場委員会)では政策金利を据え置き、 年内の利上げは見送る方針が打ち出された。そのため、対ユーロでドルは引き 続き弱含むとみられ、原油先物市場へ資金の流れが加速し相場のさらなる上昇 を予想する」

米での在庫水準について:

「先週の在庫統計は、原油が対前年を上回っておりガソリンもほぼ変わら ない。ただ、ガソリン出荷が前年同期比で1.8%下回っており、ドライブシーズ ンを迎え出荷が伸びていないことは、相場にとっては弱材料と解釈することが できる」

中国石油製品値上げの影響は:

「方向的には弱材料だが、たとえば中国のガソリン消費者は富裕層に偏っ ており影響は少ない可能性もある。アジア全体で政府が企業に助成金を与えて いるのは、中国の他にインドネシアやフィリピンなどがあり、これらの国々が 助成金を削減すればアジア域内での需要減少の可能性もある」

石油産油国・消費国会合の結果をどう評価するか:

「サウジの増産などでいったんは相場が下がる局面もあり、その後クウェ ートが増産を表明したものの一時的な影響にとどまった。最終的な需給バラン スの好転には至っていない」

今後の原油相場の水準は:

「ドル安に加えて株式市場も低迷しており、原油先物市場への資金の流入 が続く。下値は130ドルで底堅く、上値は夏場には160ドルまで上昇するとみ ている」

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