高島屋株が3年ぶりに1000円割れ、衣料品厳しく業種内ウエート落とす

百貨店大手、高島屋の株価が続落。前日比 30円(3.0%)安の974円で終了し、終値ベースでは2005年6月30日以来、約 3年ぶりの大台割れとなった。個人消費の減退が警戒されるなか、小売りセク ターのポートフォリオを見直す機関投資家が増えている。業績モメンタム(勢 い)が最も悪い百貨店の株を売り、コンビニエンスストア株に資金を振り向け る動きが出ているとの見方があり、高島屋株が安値に沈んだ。

三菱UFJ証券投資情報部の船戸隆裕氏は、「小売りセクター内の選好順 位は、コンビニ、食品スーパー、GMS(総合小売業)、専門店、百貨店との 声がある。衣料品の厳しい百貨店は業績モメンタムが芳しくない」と指摘する。

百貨店大手の年初来下落率は、高島屋が27.9%、Jフロント リテイリン グが43.3%、丸井グループが23.3%、松屋が12.4%で、TOPIX小売指数の 同13.9%をアンダーパフォームする銘柄が多い。一方、コンビニ2位のローソ ンは26.8%上昇、業界2位のファミリーマートは同24.4%上昇。たばこ自動販 売機用成人識別ICカード(タスポ)の導入により、コンビニの店頭でたばこ を買い求める流れが加速していることもあり、コンビニ大手には資金が還流し ている。

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