中国国家開発銀、テマセク:英バークレイズに追加出資-回復に期待

中国国家開発銀行とシンガポールの政府系 投資会社、テマセク・ホールディングスは、不良債権に苦しむ英銀4位のバー クレイズへの増資に応じた。国家開発銀とテマセクが1年前に出資してから、 バークレイズの時価総額は大きく落ち込んだが、同行の業績回復に期待した。

バークレイズは25日、45億ポンド(約9600億円)の資本増強計画を発表。 国家開発銀やテマセクのほか、三井住友フィナンシャルグループなどが新株を 引き受ける。

アバディーン・アセット・マネジメント・アジア(シンガポール)で500 億ドル相当の運用に携わるユンチョウ・チョン氏は、「今回の増資は今後のチャ ンスに向けバランスシート(貸借対照表)を支えるためのもので、単なる穴埋 めではない。われわれを含む株主は、資金が何に使われるかを認識しており、 問題ないと考えている」と述べた。

バークレイズによれば、国家開発銀は最大1億3600万ポンド、テマセクは 最大2億ポンドを追加出資する。国家開発銀は26日、バークレイズの大株主と して同行への信頼感を支えるとのコメントを発表。中国政府は昨年12月、国家 開発銀に200億ドル(約2兆1600億円)の資本注入を実施している。

テマセクの上級マネジングディレクター(投資担当)、ガン・チーイェン氏 は26日付の電子メールで、バークレイズの資本増強への参加を確認した上で、 投資水準には満足していると述べた。

バークレイズのジョン・バーリー最高経営責任者(CEO)は記者団に対 し、調達額の半分は中核的自己資本(Tier1)を目標の5.25%を上回る水 準に引き上げられるための資金とし、残りの半分は買収を含めた事業機会のた めに使うと述べた。今年は全世界で300支店を開設する方針だという。

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